えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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会社帰りに末広亭によりました。笑福亭羽光さんの初の末広亭での主任興行ということで目出度い。羽光さんの新作SF落語、おもしろかった。羽光さんの座右の銘。

守破離。
古典を忘るるなかれ、
新作を切り拓け。

上方落語の輝く星となれ、とぼくはエールを送ります。
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山梨県の忍野村に釣りの旅をしました。けれど、一匹も釣れず、これでは宿の女将から「釣れない釣人さん」と呼ばれてしまうではないか。実際には忍野高原ホテルの女将からは「今年も修行が始まったね」と、声をかけられました。

初日と同じく翌日も雨で、ティペット(はりす)をより細い7Xから8Xにかえたら、ドライフライに魚が食いついてきたけれど、フックできなかった。

今年も楽しく修行します。
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内田樹さんの著した『街場の天皇論』を読む。『代表的日本人』の名著のある内村鑑三の書いたものに『余は如何にして基督信徒となりし乎』があるけれど、この『街場の天皇論』は内田さんの「余は如何にして天皇主義者となりし乎」なのであった。

読みながら、つらつらと今の天皇陛下が即位した儀式で、首相であった「天皇陛下万歳」と手をあげる安倍晋三を睥睨し、まったくの怒気のこもった目で見ていた、その目を思い出した。この本の中の「「日本的状況をみくびらない」ということ―あとがきにかえて」では、三島由紀夫について論じているのだけれど、読みながら、昔、テレビか何かで見た三島由紀夫の市ヶ谷の自衛隊駐屯地での演説をする光景を思い出す。三島は四方八方から自衛隊員の怒りに満ちた罵声をあびせられていた。即位の日に安倍を見据えていた天皇陛下の怒りの目は、三島に罵声をあびせていた自衛隊員の怒りの罵声と通底しているのではないか、という異論を内田さんに提出したいとも思い、本をとじた。

天皇という存在は日本人の意識にものぼらない、けれど、確かにそこにあるエートスなのかもしれない。







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横須賀美術館で『キャラクターデザインの先駆者 土方重巳の世界 ブーフーウーと仲間たち』展を見ました。

こんなかわいい展覧会は初めてです。しかも懐かしくもある。ゾウのサトちゃんにも再会。こどもの頃が心に甦りもします。

季節ごとに展示変えをしている谷内六郎館も楽しい。

夢の中のひとときのようでございました。
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水口憲哉さんの著した『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』を読む。

ぼくは、人類が原子の力を得てしまった時から、その稚拙で幼稚な倫理と道徳によって、滅亡の道を歩いているような気もしているのだけれど、魚という生きものの研究者である水口憲哉さんは、これから来るものたちのために警鈴を鳴らすかのように、このような本を書いているようにも思われるのです。この本を2012年9月1日に緊急出版したフライの雑誌社による推薦文を引用します。

「福島第一原発事故以前、日本では淡水魚の放射能汚染はまったく研究されていませんでした。第1部ではチェルノブイリ事故をはじめ、世界の知られざる淡水魚の放射能をくわしく掘り起こします。第2部では福島第一原発の大事故により、日本の川と湖の魚たち起きている放射能汚染の実態を見つめ、汚染の仕組みを考えます。そしてこれからの汚染の行方を予想します。私たちが選ぶべき暮らしの有り様がそこに見えてきます。」

そういえば地方統一選が近いな。『淡水魚の放射能』を読みながら、ぼくは、ぼくの思うところの希望を持って、投票ということによって石つぶてをぶつけたい、そんなことも考えていました。

選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著) | フライの雑誌社

2023年の淡水魚の放射能汚染まとめ/放射能汚染を釣り人としてどう受け止めるか
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立川譲監督の『BLUE GIANT』を見ました。ジャズにかけた青春みたいなアニメーション映画でした。昔、ジャズ演奏家を志した人には感涙ものかもしれない。

ぼくはジャンル分けして音楽は聴かないので、好きなミュージシャンがジャズと呼ばれる音楽を演奏していたりすることもあるのです。そのようなミュージシャンをあげてみる。Sun Ra、Albert Ayler、Roland Kirk、Lester Young、Charlie Parker、Chrles Mingus、Thelonious Monk、Bud Powell、Duke Ellington、Lionel Hanpton、あと誰がいたっけ? なんか偏っているな。まー、いいか。

音楽を大きな音で、イヤホンによらずに聞く気持ち良さも、この『BLUE GIANT』にはある。音楽の映画は映画館で見るにかぎります。しかし、おいらの青春は、この映画とはちょっと違った。才能はなく、努力もせず、けれど、音楽は大大大好きだった。音楽が大大大好きなのは今も同じ。映画を見ながら、なんか若かりしころを思い出し、こういうのあるよ、とうなずく。おもしろかったです。

映画『BLUE GIANT』公式サイト
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谷川俊太郎さんが選者となられた岩波文庫版の『茨木のり子詩集』を読む。

詩集を読む楽しみは、展覧会でお気に入りの何枚かの絵を見つけるように、いくつかのお気に入り詩を見つけることだとも思う。そのような、いつまでも美術館でその絵の前で佇んでいたいかのような、ぼくの好きな何度も読みたい詩の二編を紹介すれば、他にも何度も読みかえしたい詩がいっぱいあるけれども、『見えない配達夫』から茨木のり子の原点であるかのような「わたしが一番きれいだったとき」と『鎮魂歌』からの「りゅうりぇんれんの物語」。

詩を選び、この詩集を編んだ谷川俊太郎さんは詩集としては茨木のり子の最晩年の『歳月』がいいという。ぼくも同じようにも感じた。この『歳月』は茨木のり子さんの亡くなった後、出版された詩集なのだが、どの詩もさきに逝ってしまった夫への挽歌であり、なまめかしい恋文であるかのようでありながら、石清水の清浄さなのだ。美しい。







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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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