えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
最近、遠藤周作の小説をよく読む。「イエスの生涯」を読み終えた。この小説で描かれる世界が昨今のチベットをめぐる状況とだぶるように感じ、決して古びないテーマなんだと思った。非暴力を貫くインド解放運動のガンジーやアメリカ公民権運動のマーチン・ルサー・キング牧師の考え方はイエスはいなければ、出てこなかった考え方なのかもしれない。そのイエスとは旧約聖書のイザヤ書にあるようなこんな人である。
「その人には見るべき姿も、威厳も、慕うべき美しさもなかった。
侮られ、棄てられた。
その人は哀しみの人だった。病を知っていた。
忌み嫌われるもののように蔑まれた。
誰も彼を尊ばなかった
まことにその人は我々の病を負い
我々の哀しみを担った・・・・・・」
ダライラマ14世は自分が最後のダライラマかもしれないと言い、けれど、非暴力を訴える。どういうことだ。それが世界に通じない。2000年前にイエスは愛とはこういうことだよと教えてくれたのかもしれないのに。
朝、起きたらいい天気。自転車で散歩することを思い立つ。そうだ厚木の西のはし、飯山まで行ってみよう。自転車を走らせた。いたるところ、桜が満開。毎年、この季節、この時期、繰り返しということを思う。昔、曲を作って、詞を書いた。題して"Bad Boy"。
「この暗い暗い夜を昼間に
胸につもった 悲しい気分を
ぶっとばすには どうしたらいい
着飾って 街をあるいたもんだぜ
毎晩 パーティーをひらいたもんだぜ
Oh Baby君はしってるかい
胸につもったBad Bad Blues
ぶっとばせると 思ってたさ
いつでも どこでも 何度もMakin' Trouble
頭のいかれた不良なだっただけさ
I'm a crazy lazy bad boy
Oh Baby僕は知りたいのさ
人生は風に負けないPine Trees
一杯花咲くCherry Trees」
次のCHAIRSの4月29日(祝)の高円寺ROOTSでのGIGには歌いたいと思いますと、ちゃっかり宣伝。けれどあのBad Boyはもういない。花を咲かせて去っていったのか?
飯山に話をもどそう。温泉、長谷寺(チョウコクジと読む)、龍の伝説、桜などで有名ですな、けれど、色気より食い気。もう一つ、ビールってのを、付け加えたい。というのも、飯山の当地の地ビール「丹沢のしずく」がとてもおいしかったのです。このビール、ベルギーの修道院ビールに負けないぐらいの上品な喉越し、香り、余韻を残す。お奨めです。
会社帰りに、相模大野のKLASSに最近、よく寄る。アフリカ人のジョニーのスポーツバーね。木曜日は21時からライブをやっているのよ。今夜はボーカルのmayacoちゃんとガットギターの名手、増田一郎さんのユニット、Muito Cansadoのライブでした。うれしいのはボサノバやサンバをたくさん演奏してくれるところ。しかも、ポルトガル語で歌ってくれる。暖かい歌声に包み込むようなギターが心地よい。バーはチキンがおいしいし、テキーラトニックがくせになりそうなカクテル。
ぼくは歌を歌ってしまった。"Stormy Monday Blues"。ギターを弾いてくれた増田さん、ありがとう。
このユニットにリクエストしたいです。"A Felicidade"です。今年は何でも、ボサノバ生誕50周年だという。Joao Gilbertoがそれを記念して世界ツアーをしてくれるという噂もある。ボサノバをJoaoが発明して50年になるのかぁ。
この映像を見よ。サルバドール市での野外フェスティバルはJoaoの凱旋コンサートとなった。何度も紹介しているけれど、とてもロマンチックです。
http://www.youtube.com/watch?v=QSED39MOUXE
聖蹟桜ヶ丘のLoose Voxでぼくの歌を聴いてくれたみんな、ありがとう。
set list
1. You Send Me (Sam Cooke)
2. Bad Boy
3. 光の国
・・・
ギターはあまの君でした。あまの君は今度、東京ボブ(ディラン)のバックで弾くそうです。東京ボブって誰じゃ?
set list
1. You Send Me (Sam Cooke)
2. Bad Boy
3. 光の国
・・・
ギターはあまの君でした。あまの君は今度、東京ボブ(ディラン)のバックで弾くそうです。東京ボブって誰じゃ?
思い出しように聴きたくなる曲ってあって、その1つが10ccの"THE ORIGINAL SOUNDTRACK"というアルバムに入っている"I,m Not In Love"。名曲です。けれど、なんか変。多分1970年代の当時のアフリカン・アメリカのスウィートなソウルバラッドみたいな音楽を作ろうとしたに違いない。ちょっとひねくれものの作詞作曲コンビと元祖電子楽器マニア、オタクの合体の10ccにかかっては、なんとも粋な名曲になった。なんかこの曲、変じゃない? けれど、いいよという声が聞こえてきそう。めそめそするのがなぜか好きなぼくにはぐっとくるこの歌の歌詞を意訳で。
「恋なんかしていないよ 忘れないでよ
ばかなことをしたって、きみをからかっているだけさ
かってに変な風に受けとめないでよ
恋なんかじゃないよ だって
いくらでもきみを見ていたいけど、それ以上のことじゃない
きみを呼んだって、いろいろ言わないで
友だちにわたしたちお似合いでしょとか
恋なんかじゃないよ だって
(静かにしてごらん、ぼくの胸の奥でだれかが泣いているのが小さく聞こえます)
きみの写真をまだ壁に貼っているのは、しみを隠したいだけなんだよ
だから、その写真を返してくれなんて、ちょっと困るなぁ
たいした意味はないけどね
恋なんかじゃないよ だって
きみは長くぼくを待つことになるよ
きみは長くぼくを待つことになるよ
恋なんかしていないよ 忘れないでよ
ばかなことをしたって、きみをからかっているだけさ
かってに変な風に受けとめないでよ
恋なんかじゃないよ だって」
きみはこんな風に歌われたら、どう思います?
スタッズ・ターケルというアメリカ人の著した「ジャズの巨人たち」という本を読んだ。登場人物はジャズの創成期のジョー・オリバーからジョン・コルトレーンまでの13人。なんと、半分くらいは若くして逝ってしまった人たち。ジャズとジャズ・マンへの愛に溢れた文章は平易でいて詩的で美しい。ミュージシャンは、みんな、やっぱやさしいねぇ。例えば、チャーリー・パーカーはこう言っていたそうだ、酒や薬でいい演奏なんてできるわけはない、わたしの言うことだ、信じろよ。
永遠のジャズのレイディ、ビリー・ホリデイは貧困の少女時代を思い、こうも歌う
「そう 強いものはもっと豊かに
弱いものはもっと貧しくなって
からのポケットでは
けっして成功しない
ママに財産があっても パパに財産があっても
神さまは祝福します
自分で得る子を
自分で得る子を」
ビリーは得たのだろうか? ジャズと短い人生での儚い幸せを。このつづきはこの本を読んでみて。そして、諸岡敏行さんの訳も素晴らしい。