えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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ザ・バンドの「ラスト・ワルツ」からもう33年が経っているのかぁ。その後、ソロ活動を経てザ・バンドを再結成。1996年にのどに癌が見つかり、二度と歌うことはできないだろう診断されたが、数年間にわたるリハビリのボーカル・トレーニングによって奇跡的に回復し、2008年にアルバム"Dirt Farmer"、日本語に意訳すると「土百姓」を出す。そのジャケット写真を見て、リヴォンがやせ細っていて、びっくりしたっけ。そして、いよいよザ・バンドのボーカル・ドラマーであった過去も遠くなり、リヴォン・ヘルムの復帰2作目が早くも届いた。題して"ELECTRIC DIRT"。前作の"Dirt Farmer"は、フォークっぽくて地味で、良かったんだけど、ちょっと寂しかった。で、1年後の今、ぼくの聴いている"ELECTRIC DIRT"はパワフルなロックで、再び昇る太陽のような土臭い不屈の精神を持っている。

癌の治療の後のここ10年以上、リヴォンはニューヨーク州ウッドストックの自宅兼農場兼スタジオでお客さんを入れてのジャム・セッションを続けていたらしいのだ。そのセッションのメンバーを中心に録音した"Dirt Farmer"と今、ぼくが聴いている"ELECTRIC DIRT"。今作は管楽器のアンサンブルの入った最高のバンド・サウンドにリヴォンもがっつりドラムを叩いて歌う。今、リヴォンは69才。この"ELECTRIC DIRT"の素敵なジャケットのような実りの時を迎えているのは間違いない。かっちょいいすげーじじいだ。


おまけに最近のリヴォンのYouTube動画をどうぞ。

Levon Helm - "Only Halfway Home"

http://www.youtube.com/watch?v=tQ5Jl3zxabo

Levon Helm - "Tennessee Jed"

http://www.youtube.com/watch?v=fZaU3VtMfoM

LEVON HELM RAMBLE AT THE RYMAN | The Weight

http://www.youtube.com/watch?v=xVvlNJ4Kspc

あっ、リヴォンの娘さんのエイミーさん、なかなかの美人ですな。


リヴォン・ヘルムのホーム・ページ
http://www.levonhelm.com/


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ライブ・レコディング紹介の第七弾はこの"ALL STARS JAM SESSION (The Complete Session)"にしましょう。今日、中古CD屋さんで見つけ思わず買ってしまって聴いています。あの"Dinah Jams"の完全版なのだ。時は1954年8月14日、Clifford Brownらの若きアメリカ西海岸のジャズのつわものが、ブルースの女王Dinah Washingtonを招きいれ、とあるスタジオでお客さんを前に夢のようなセッションを繰り広げたのです。その夢の一部始終が聴けるのですぞ。

この夢のセッションは東海岸のそれのような、例えば摩天楼の夜空の下のBud PowellとFats Navarroの繰り広げた戦いではなく、むしろ、からっとと晴れた西海岸の大都市の青空の下の真剣での音との戯れと言えばいいのかしら。とにかく、からっとしていて楽しい。"Lover Come Back To Me"とか、バンドとシンガーが渾然一体となり離陸し、空に舞い上がり、雲の上を滑空するその瞬間の音楽がある。


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今月も豊島区の東長崎のオープン・マイクのイベントに歌いに行ったのだ。

このイベントにはたくさん変な人が出演しておもしろい。あっ、失礼。

例えば、手巻きのオルゴールを回して、やさしい歌を歌う女の人。

例えば、覆面プロレスラーのかっこをして、素敵にピースな詩を朗読する男の人。

例えば、ネイティブ・アメリカンの神さまとの通信の道具だという鼻笛を吹く男の人。

例えば、ヒューマン・ビート・ボックスの男の人。

なんか、その他の人も個性全開で楽しい。そして、カントリー・ブルーズ・マンのロイキさん(写真の人)。スライド・バーをかき鳴らすそのディープな"Rock Me Baby"。つづく、友を思うやさしいオリジナルの歌に涙したのです。

これだけの人を集めてしまうスプーンフルの店長の畑さんや主催者の垂水さんもすごい。

ぼくも3曲、歌ってしまいました。なんか、「ピクニック」って曲が以外によくうけてしまった。

みんな、表現しておるよ。
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Jim Jarmusch監督の"The Limits of Control"という映画を見に行った。あいかわらずストーリーのない映画を撮っているなぁ。おもしろいようなおもしろくないような。ロード・ムービーです。わらしべ長者のような話で小唄のような軽いなんともないストーリーが積み重なる。Paz De La Huertaという女優のヌードがとってもきれいだった。主役のIsaach De Bankoleが暗号の書かれた紙をエスプレッソ・コーヒーといっしょに表情一つ変えずにいつも飲み込むシーンが変。工藤夕貴もいい感じ。

Jimの映画で1980年代から1991年までの"Stranger Than Paradise"、"Down by Law"、"Mystery Train"、"Night on Earth"あたりはかなり好きだった。淡々とした中にちっちゃいおかしみとちっちゃい哀しみみたいなのを感じたものでした。けれど、あまりに薄味で万人にはお勧めできないかもね。一番好きなのはやっぱ"Mystery Train"です。

あぁ、でも、Jimの映画を見ると知らない町をほっつき歩きたくなる。何の目的もなく・・・。すきま風のような笑えるブルースをちょっとばかり感じながらだよ。彼はやっぱ素敵な映画作家です。


リミッツ・オブ・コントロール
http://loc-movie.jp/index.html
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シカゴという町が育てた二人のミュージシャンが好きである。一人は宇宙のピアノ弾きのSun Ra、一人はいくつもの管楽器を首から下げて操る辻音楽士であり大道芸人のようでもあるRoland Kirk。こんなものはジャズじゃないと嘲笑されることもあるのだけど、そういう人はその人のジャズを聴けばいいと思うし、そんな嘲笑を耳にしたRolandはこんな音楽が演奏したいだけなんだよと哄笑するのかもしれない。実際にある時期、Rolandはヒッピーなどに呼ばれて、ロック・コンサートなどでよく演奏していたらしい。

Rolandのこの"Roller Coaster"というフランスのパリでのライブ・アルバムは、もっとも古いジャズ創生の時代に活躍したSidney Becheがパリ在住時に作曲した「小さな花("Petite Fleur")」に始まり、もっとも古いジャズの名曲"When The Saints Go Marching In"を経て、オリジナル曲やおなじみのジャズのスタンダード曲の"Love For Sale"、"Bags Groove"も演奏し、Stievie Wonderのヒット曲、"My Cherie Amour"で高みに達するのだった。美しい音色とメロディー、ファンキーなリズム、暖かい親密さにユーモアやブルーズも混じる。そして、笑い。Wonderful Roland Kirk's Music!
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ある友だちのピアニストがぼくに話してくれたことがある。その人が言うには、もう営業的な仕事としてピアノを弾くことはことわっているというわけです。営業的にピアノを弾くというのは、どういうことかと言えば、例えば、結婚式やホテルのバー・ラウンジでBGMとして、さしさわりのないジャズ・スタンダードなどを弾くということだそうだ。彼はやっぱり、がんがんアドリブ的な自由奔放なピアノを弾きたいんだと思う。それと同時に仕事という形であれ、自分に制限をかけることをよしとしなかったということかもしれない。

朝日新聞のインタビューで仕事というようなことについて坂本龍一が答えていて、昔、ホテルのラウンジで一回だけジャズ・ピアノを演奏するという仕事をアルバイトでしたことがあるそうだ。こんなことでこんなにお金がもらえるのかと驚き、何か大好きな音楽ということで、自分ではつまらないと思える演奏をしているにも関わらず、たいそうなお金を手にし、やましさを感じ、後悔もし、二度とそのような仕事はしないと思ったそうだ。そのようなことを友だちのピアニストの話を聞きながら思いもした。

この前読んだ「ジャズの歴史物語」に油井正一氏が書いていたのだけど、チャーリー・パーカーにしろ、オーネット・コールマンにしろ、新しい音楽をしたくて、新しい革新的な演奏をしたのではなく、こんな音を出したい、自分の本当の自身の音楽を演奏したいと追及したいったら、今までにない演奏にたどりついた。

ジョン・コルトレーンに驚きを与えたあのアルバート・アイラーは古いニュー・オーリンズのリズム・アンド・ブルースやマーチング・バンドが大好きだったそうだ。

生真面目なピアニストの川久保典彦さんに声援を送ります。


川久保典彦さんページ
http://www.kawakubo.sakura.ne.jp/
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めったに見れない映画で多分レンタルDVDも出ないだろう映画だから、渋谷まで出かけて見に行った。「カルトーラ~サンビスタの物語」はブラジル・サンバ史上、もっとも重要かと思われるカルトーラの人生を、カルトーラ自身やその周りの人のインタビューと、さまざまなミュージシャンのカルトーラの楽曲の演奏シーンによって構成されたドキュメンタリーなのだった。カルトーラってこんな人だったのかと改めて知ったのです。

15才でその勝手気ままな素行によってお父さんに捨てられ、放蕩し、1930年代に若くして売れっ子サンバ作曲家になるも、1940年代に入るころ、忽然と表舞台から姿を消す。1940年代から1960年代までの30年間、カルトーラは印刷工、ペンキ塗り、駐車場の係員、映画のは端役、恋女房のジカとの共同でのサンバ・バーなどによって身をつなぐ。貧しいけれど何人もの養子を育て、生活に常に困窮。けれど、1974年になり、初の自身のアルバムを発表。もう65才となっていた。カルトーラは自身の人生をこう述懐する。まるで西部劇のようだと、最後の最後に苦難を乗り越え、平和と幸せがやって来たと言う。そして、カルトーラの歌はいつまでも歌い継がれていっている。

ぼくはカルトーラの音楽にある単純さ、複雑さ、やさしさ、その感傷、涙、やすらぎ、平和、深さ、言葉に言えないすべてに感嘆する。なんとなく似ている沖縄の嘉手苅林昌を思い出し、林昌さんは島歌の魂のようでもあり、カルトーラはサンバの魂のようでもあるのだ。

ひさしぶりに言っちゃおうかな。

SAUDE! SAUDADE.
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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