えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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今夜、聖蹟桜ヶ丘のロックバーLoose Vox(http://loosevox.iii.vc/)に歌いに行った。ライブを終えて、みんなでうだうだ酒とか飲むのよ。スライド・ギターの弾き方とかThe BandのRichard Manuelがどんな素晴らしい歌手かとか、そんな話をだらだらして、この前、逝ってしまった浅川マキさんの話になる。CDをかけてもらって、たんまりマキさんの歌を聞かせてもらった。Loose Voxのマスターはかなりりのマキさんマニア。大音量で鳴り響くのマキさんの音楽は本当にかっこいい。こうなりゃ、わーわー、語って、騒いで、マキさんのとむらいだぁ。マキさんの音楽を聴きながら、こんなことを思う。クラブとかなんとかでかかるというハヤリの音楽もいいかもしれないが、あほらしくなってきたこのごろ、今夜、おらぁ、ブルーズに戻ろうかなぁ。ブルーズが好きよ。

YouTubeでのマキさんを紹介します。

浅川マキ - オールド・レインコート&ガソリン・アレイ (1971)

http://www.youtube.com/watch?v=apb7cPTbBhA

Maki Asakawa 浅川マキ / Hustlin' Dan ハスリン・ダン(1972)

http://www.youtube.com/watch?v=d-T_6SKZViQ

浅川マキ Maki Asakawa - 今夜はおしまい

http://www.youtube.com/watch?v=dHrYeJ89WHM

お休みなさい...Zzzzzzz......
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こんな夢を見た。家から高円寺の音楽スタジオまで行くのに、電車や車ではなく、自転車で行くことを思いつく。青や緑に光るペンダントのような警告灯も持ったから夜になっても大丈夫だ。自転車に乗って、車でいつも行く道を行くと、知らない道に出てしまう。そこは、大人二人が肩を並べて歩けるぐらいの草がぼうぼうに生えている狭い道で、その道の真ん中には細い溝の水路となっていて、水が流れている。とても急な下り坂で、自転車で乗っては進めない。自転車を降りて、自転車を押しながら、歩いていくしかない。どうして、道を間違えてしまったんだろうとも思い、しかし、引き返すのはやめて、この道を行けば大丈夫かとも思う。前の方に親子が歩いていて、こんな会話が聞こえた。どうして、こんな道にきてしまったのと、小学生ぐらいの男の子が、男の親にたずねると、この長い下り坂を今下っておけば、後は楽だよと、父は答えている。遥か眼下の下った先の畑や家並みの美しい景色が小さく見えた。そこで目が覚めた。

この夢は何でしょう? 初歩的な、ユング的な夢だろうか? 夢って精神安定をもたらすいい薬?
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浅川マキのライブDVDを見た。スタイリッシュな映像。腕利きのミュージシャンたち。そして、マキさんの歌。かっこいい。

池袋の古い映画館である今はなき文芸座と京大西部講堂での1984年の映像が収められている。あの時代のアンダーグラウンドの状況を切り取ったようなところもある。ぼくは京大西部講堂でマキさんたちの演奏を聴いたことはないのだけど、その西部講堂でのざわめくお客さんの映像を写したところには、胸に迫るものがあった。反抗の1960年代の残滓すらまったく無くなった1980年代なのだけど、その時代にあっても、あんな中にはむせ返るような暗い熱気がっあって、その中にぼくもいたのことがあったのか? あのころ、法政大学の学生会館ホールが東京にあり、京都には京大西部講堂があって、その2つの場所が、インデペンデントなマキさんいわくアンダーグラウンドなアーティストの活動の根城となっていた。特に京大西部講堂は反体制のお化け屋敷のようでもあったのだ。1990年代のいつごろからか、そのどちらでも余りコンサートというものを行わなくなってしまった。今、アンダーグラウンドの水脈、地下水脈はどこに流れる? マキさんはそのアンダーグラウンドのまぎれもないアイコンであったのが映像に残されている。

浅川マキさんのホームページ
http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm


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昨夜、ぼくの歌を聴いてくれたみんな、ありがとう。出させてくれたお店、School Of Rockのマスター、龍史さん、ありがとう。このお店を紹介してくれた偉大なるミュージシャンでありパフォーマーでもあるトンネルぬけてぇさんありがとう。

セット・リストなぞを記しておきます。

1. Mystery Train (Jr. Parker)
2. Love In vain (Robert Johnson)
3. メキシコの山
4. 旅
5. 踊りにいってもいいだろう、ママ
6. Picnic

3曲目からラストまではオリジナルだから、よくわからないか? けれど、懐かしい再会もあったもよう。そして、ぼくはもっとギターを練習しなきゃね。素敵なお店に素敵な人たち、ありがとう。

写真はトンネルぬけてぇさんです。


Bar School Of Rockのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine

トンネルぬけてぇさんさんのブログ
http://music.geocities.yahoo.co.jp/gl/tonnelnuketee/
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フールズの伊藤耕ちゃんがまた別荘行きらしい。残念。今度、耕の歌うのが聴けるのはいつになるのだろう? 別荘で家具作りに励むのだろうか? この前の新宿ロフトのイベント"Drive To 2010"は行っておくべきだった。とにかく残念です。フールズの"Weed War"はファンキーなロックの最高傑作なのだ。

そんなニュースを遅ればせながらに知ったぼくは今夜、小田急相模原のSchool Of Rockに弾き語りに行きます。30分ほどギターを弾きながら歌います。2010年1月23日夜7時オープン。トンネルぬけてぇさんに誘われました。感謝。土曜の夜、飲むんだったらSchool Of Rockで飲もう。

日時:1月23日(土)19時オープン、20時スタート
会場:Bar School Of Rock
チャージ:無料
住所:神奈川県相模原市松ヶ枝町19-8


フールズのホーム・ページ
http://the-fools.com/

Bar School Of Rockのブログ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine

トンネルぬけてぇさんさんのブログ
http://music.geocities.yahoo.co.jp/gl/tonnelnuketee/



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この前、小さな旅をした。その宿に着いたのは午後の三時ごろなのであった。千葉の鴨川の方から山に車で登っていくと清澄寺という寺があって、さらに山を登っていくと、木更津市とのちょうど境に「秘湯の宿 白岩館」はあったのです。そのお宿は七十歳過ぎの元気なおばあさんと三十代か四十代の男の人の営む十二畳が二部屋のみの硫黄温泉の宿であった。宿の男の人に温泉の入り方などを案内してもらい、その男の人は、さっき、鹿が猟で仕留められた、解体する現場を初めて見た、すごかったなどと語る。今夜は鹿肉が食べられるかもしれないなどと思う。このあたりは、鹿や猪、猿などがたくさん出没するらしい。宿で飼っている一歳になる柴犬が夜中に吠えるのは、そのせいらしい。そんな中、今夜の泊まり客はぼく一人らしい。

夕食前にひなびた温泉に入っていると、硫黄の湯のあの独特のゆで卵みたいな匂いの立ち込める中、天気雨ならぬ、天気雪が降ってきた。ほとんど雲のない暮れかかる空を見渡して、どこから降ってくるのだろうと不思議に思う。はらはらと雪が硫黄の湯に溶けていく。いい湯だなぁ。

夕食になり、猪鍋や焼き物を炉ばたで箸でつつく。どれもおいしくて、しかも量もいっぱいで、ビールやお酒もすすみます。炉ばたというのが何とも風情があるし、しかもおいしくて、たくさん。さっき猟をされたという鹿の肉も出てきた。焼いて塩で食べてみると、牛肉のさっぱりした赤肉のような味。さっきまで野山を駈けていたものを食べているのかと思うと、すこしどきどきする。

夕食の後、再び、風呂に入る。露天の夜空の星がはっきり輝いていてきれい。部屋に戻りうだうだしているうちに夜もふけ、十一時前にふとんに入る。夜の三時ごろ目が覚めて、テレビを付けてみる。俳優の林隆三さんがNHKのアナウンサーとともに宮澤賢治の童話「鹿踊り(ししおどり)のはじまり」を朗読しているのだった。その童話の主人公は動物たちの声を聞けるようになり、自分の落としていった手ぬぐいを鹿がなんだろうと不思議に思い、踊っているのを見るのだった。いのちをいただくというようなことを思った。明日からぼくも生きものたちの声がはっきりと聞こえるのではないか?

旅から帰り、こたつに入っていると、うちにいる犬のレオが暖かくともっている石油ストーブの前まで歩いていき、ぺたんと腹ばいになった。レオのこんな声が聞こえた。

「ここあったかいな。これのせいかな?」

あの湯宿にまた、今度は誰かと訪れたいなと、思い出す。


秘湯の宿『白岩館』館主さんのブログ
http://ameblo.jp/shiraiwakan/
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マキさんが逝っちゃったよ。悲しい。ダークな歌を歌うけど、素顔の浅川マキさんは楽しい人。マキさんの歌は、まさしく「浅川マキ」というジャンルで、最高にかっこよかった。だから、もちろん、こんな人は二度と現れまい。また、来年見れるだろうと思って、年末のピット・インでのライブを見逃してしまたのが悔しい。

ある時、マキさんがラジオ出演した時、共演者のドラマー、セシル・モンローだかからもらったという、ビリー・ホリデイのスタジオでのリハーサルの音を流してくれた。ラジオからマキさんの声で、なんかあたしと似ているって言うのよね、本当かしらと、語っているのが聞こえた。

池袋の真っ黒い映画館、文芸座でなまいきな若さで初めて見たマキさんの年末のオール・ナイト・ライブを走馬灯のように思い出す。もう一度だけライブを見たい。いいのよっていつも言って、すごいやさしい人だった。

あぁ、ここ数年、好きな日本のミュージシャンが次から次へと亡くなっていくような気がするのは、気のせいか? もう、だめだ。すると、マキさんの歌う詩が耳の中で聞こえてきた。

「寂しい日が続いても It's all right
これでいいのかなんて It's all right
誰がなんと言おうと It's all right
今頃あの人は It's all right」

浅川マキさんのホームページ
http://www.emimusic.jp/asakawa/main.htm
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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