えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

青春18きっぷをにぎりしめ、旅に出た。昨日は不採用通知が届いていたし、けれど、半分は想定内なのさ。鈍行列車5日分で列車に乗ってさまようつもり。こんなブルーズがあったっけ。
「あのつづいて行く列車の枕木が ギターのフレットみたく見えないか?
あのつづいて行く列車の枕木が ギターのフレットみたく見えないか?
シカゴに着くころには おまえはキューンと泣きだすのさ」
今、西に向かってやって来た天竜川の駅は晴れた空。もうすぐ愛知県に入るころ。ぼくはどこに着くのだろう?
・・・
いつの間にか、電車の中で聞こえる言葉が、西の方のお国のイントネーションなのだ。女の子たちのピーチクパーチクが異国の小鳥の音楽のようだよ。
・・・
旅に出るといろいろ思ってしまう。
昔、会社の同僚だった人が言っていた。某国が攻めてきたら、おれは武器を手に取り、戦うと。戦って武器を取り、人を殺し、殺されていく自分がいるならば、余りに可哀想じゃないかと、ぼくは思う。
また、もう一人の別の友だちだったあいつのことを思う。彼の口癖は、何とかなんてクズだぜと言うのだけど、そんなことを言いながら、おれを置いていって、どこかに去ってしまうのなんて、ずるくないかい? 「ジャングル・ブック」に書いてあったジャングルの掟って何だっけ? それすら思い出せないぼくは、すべての雑踏の声が遠ざかるようで、ぬめぬめした緑色をした水の中を泳いでいる魚のような感じなんだ。船はクズをいっぱい乗せているけど、さっさと去ってしまったおまえってずるくない? かっこいいまま、どこか知らないところに行ってしまってさ。誰かが高笑いする声が聞こえた。おまえってお人好しでいいやつだなぁって彼の声が聞こえた。おまえってやっぱずるいよって、ぼくは独りごと。
・・・
昨晩はちょっと呑んで、すぐ酔っぱらってしまった。なのに、宿に戻っても眠れない。頭の中でぐるぐる好きな音楽が螺旋を描く。例えば、Jimi Hendrixの"Hear My Train Comin'"、同じくJimiの"Machin Gun"、John Lennonが歌っていた"To Know Her Is To Love Her"、T-Bone WalkerのHelpless Nightとかって歌うやつ、Otis Reddingの"I've Been Loving You Too Long"、Parliamentの"Mothership Connection"、James Brownの"Cold Sweat"、Burning Spearの"Resting Place"、あげればきりがない。ギターを弾きたくなったけど、そんなもの持って来てねーだ。
なぜか、キューブリックが原案を作って、スピルバーグが監督した"AI"という映画が頭から離れなくなった。あの不可解な結末はハッピー・エンドと言えるんだろうか? 謎だ。
あっ、大きい橋を列車が渡った。ガタンゴトン~~~。
・・・
先頭の座席にすわっていると、電車でGO!みたいだ。しかし、この一両編成のこの列車、揺れがすごいなぁ。止まる時のバキンっていう音はなんだろう? おまけに進行表は手書き。
南に向かって進んでいるよ。いくつもの秘境駅を通りすぎ、昔の日本にタイム・スリップするようで、頭がクラクラするよ。あぁ、南に行くほど気分がいいぜ。陽射しが明るくなってくる。おらぁ、やっぱ九州生まれの髪がちぢれた南方系なんだな。
それに今年の旅には異変がある。同じような鈍行の旅をしている女子をよく見かける。ローカル列車の中で田舎の景色に目をまんまるくしてキャーキャー言っているではないか。巷では鉄ちゃんならぬ鉄子と呼ぶらしい。一昔前は変人男子ばかりだったのに。かく言うぼくも、その一人。
鉄ちゃん、鉄子、万歳。
・・・
海って、でっかい!
いこうぜよ!
(旅はまだまだつづけど、日記はこのへんでおしまい。電池がねーだ。チャオ。)


スミ☆アヤコちゃん(http://mainitisumi.com/)とミカねーさん(http://pocopana.web.fc2.com/index.html)が夏だけの今だけの相模大野のビアガーデンで歌うのだと聞いて行ってみた。再開発の鉄柵にかこまれたその一角はあったのです。歌声は曇り空にとけていく。再開発がいいことなのか、そうではないのか、さっぱりわからなくなる。ぼくは裏通りの祭りを追い求めてさまよっているようなのだ。どこででも、おらぁ、よそ者みたく感じるけど、旅に出たくなるよ。


忌野清志郎の「ロックで独立する方法」を一気に読んだ。とてもおもしろかった。2000年から2001年にかけてのインタビュー集で、驚くほど率直に清志郎の音楽観と生き方観が書かれている。清志郎自らのロックで独立する方法という発案で、「クイック ジャパン」誌に連載されたのだけど、出版されたのは2009年8月。
音楽業界の裏話、数字しか話のされなくなった音楽業界、だまされていた契約書のこと、RCサクセション解散のいきさつ、君が代騒動でのマスコミについてとか、音楽について書かれない音楽雑誌のことなど、本当はこう思っていたのかとよくわかった。この手の人生の指南書みたいな本が今いっぱい出ていて花盛りだけど、多くの本がおまじないみたいなことの羅列ばかりでリアリティーがなく、この本がおもしろいのは、清志郎自身が本当に経験したことと、その時どう思っていたのかが、実にストレートに語られていること。実践的で役立つ哲学書かもしれない。そして、曲作りの秘密みたいなこととか。例えば、清志郎に近所の八百屋のオヤジさんがこんなことを言ったという。
「芸術家ってのはね、うしみつ時ってのが大事なんだ」って。変なオヤジだよね。「うしみつ時って、何時ですか?」って訊いたら「多分一時から三時までの間じゃないかな」って教えてくれたんで、妙に印象に残っている記憶なんだけど。
なるほどね。この本、本屋で平積みになっています。プライベートな話はぜんぜん、載っていません。プライベートな話は清志郎の歌を聴けばいいと思う。


なんか、体だるい。昨日は、昼間、ゴルフボールを追って、金属の棒を持って、野山を歩きまわっていた。そして、夜はライブ・バーで歌っていた。元気だなぁ。これは、その風邪かな? けれど、それもいいものだと思う。自然というものではなかろうか? 宇宙と自分がバランスをとろうとしているのではないか? だから、微熱があって、少し朦朧としているのすら、好きなのだ。Super Positive! ふらふらした頭で、あの娘に好きと言ってしまえるかも。さめた後、あぁ、本当のこといっちゃたよ、なんて思い出すのかもしれない。
などと書きながら、Ry Cooderの"Paradise and Lunch"を聴いている。というのも、昨夜、ぼくのバックでスライド・ギターを弾いてくれた友だちと、車の中で話したことを思い出したのだ。カーステレオからはLittle Featが流れ、Lowell Georgeの歌とスライド・ギターが炸裂していた。おお、これ、好きとか話していた。で、スライド・ギターの話で、バーを小指に付けるか、薬指に付けるか、金属にするか、ビンにするか、チューニングをどうするかなどの話をしたのを思い出し、Ry Cooderもスライドの名手だったのを、微熱の中で思い出した。今、部屋には"Diity Wah Ditty"という歌が流れている。こんな詞です。
「人生ってのは大いなる神秘で 本当におれを悩ませる
Diity Wah Dittyのことだよ Diity Wah Dittyって男もいるらしい
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?
おれは外に出て うろつきまわった
町で誰かがおたけびをあげていた
Diity Wah Dittyさん Diity Wah Dittyさん
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?
4フィート4インチのかわいいあの娘もパパにお願いする
もっとちょうだい あなたのDiity Wah Dittyを
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?
教会に行って 帽子をこしかけにおいて
すると、帽子の上に気取った淑女がすわっちまった
おまけに、おれもこと、かわいいってさ
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?
おれはその淑女にもう行かなくてはならないんですけどって言った
そのお尻の下のものを返してくれませんか
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?
あぁ、もうおれはどうしようもないよ
Diity Wah Dittyのこと おしゃべりしすぎたみたいだし
Diity Wah Dittyさん Diity Wah Dittyさん
誰か教えてくれないかなぁ Diity Wah Dittyって何なんだ?」
本当は風邪とかじゃないんです。恋わずらかもしれない。やっぱ、Diity Wah Dittyのせいかなぁ? Diity Wah Dittyって何なんだ? もう、寝よ。おやすみなさい。


スタジオで久しぶりにエレクトリック・ギターを弾いた。普段はガット・ギターを弾いてるんで、ネックが細く感じられ、弦も細くやらわかく感じられる。アンプをつなげて、でかい音でエレキ・ギターを弾くと、死んでた自分の魂がみるみる息を吹き返し、よみがえる感じなんだ。
昔、チャボ(仲井戸麗市)の"GIBSON (CHABO'S BLUES)"の「何をみんなツベコベ そうゆう俺もツベコベ それより金でも 貯めて あのショーウィンドの ギブソン 手に入れ あの娘に BLUESを聞かせよう」ってのを聴いて、勤めていた会社の裏のほうの道にあった中古楽器屋さんでギターを買ったのだった。あいかわらず単純なやつだ。
やっぱおれのリズム・ギターは我ながら凄い。たまには自画自賛してもいいではないか。久しぶりなんだもの。
ロックみたいな音楽はリズムが大事。好きなロックのギタリストはジョン・レノンとキース・リチャードなのです。ビートルズとローリング・ストーンズってのがベタだね。そう、うねってリズムしドライブするロックン・ロールのギターが好きなのです。忌野清志郎は1980年ごろインタビューに答えて、最近はエルビス・プレスリーを聞いてる、あのリズムのうねりがすごいと言っていた。清志郎は、自宅に作ったスタジオ、その名も「ロックンロール研究所」で、ロックンロールのリズムの研究をしていたらしい。ジョン・レノンはギタリストとしての自分をすぐれている、リズムでバンドをドライブさせることができると言っていた。フリクションのドラマーだったチコ・ヒゲは山口冨士夫の弾くギターについて、カッティングだけで音を離陸させると言っていた。
ぼくの歌っているバンド、チェアーズが再び演奏を始めるのは今年のクリスマスか来年からという噂を聞いたよ。おらぁ、めずらしく新しい歌を二つも作ったぜ。このブルーズ・マンは夢の中を旅しているから、不思議な風がどこからともなく吹いている。今日はいい天気だなぁ。夏の潮風をさがしに行きたいなぁ。


聖蹟桜ヶ丘のLoose Voxというバーでライブをします。突然、出ないかとバーのマスターに誘われました。町田のWest Voxのセッションで知り合ったぎんぎんのスライド・ギタリストのだーにしさんが入ってくれます。ぼくも電気ギターを弾きます。
date 2009年8月1日(土)
start time 19:00-
place Loose Vox 最寄駅 聖蹟桜ヶ丘 東京都多摩市関戸2-40-2 興進ビル5 http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00021505
tel 042-375-6291
魂の叫びスペシャル 1500円(1ドリンク)
縄文ディラン、えいきちユニット、通音(みちね)、THE LOOZE NEO
えいきちユニット
えい:ギターと歌
だーにし:ギター
あそぼー。
date 2009年8月1日(土)
start time 19:00-
place Loose Vox 最寄駅 聖蹟桜ヶ丘 東京都多摩市関戸2-40-2 興進ビル5 http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00021505
tel 042-375-6291
魂の叫びスペシャル 1500円(1ドリンク)
縄文ディラン、えいきちユニット、通音(みちね)、THE LOOZE NEO
えいきちユニット
えい:ギターと歌
だーにし:ギター
あそぼー。


二晩続けて弾き語りで歌ってしまった。昨日は聖蹟桜ヶ丘のルーズ・ボックスで今日が国分寺のギーってお店でオープン・マイク。たった二晩だけど、本当のブルーズ・マンになった気持ちなのだ。ロバート・ジョンソンやロバート・ナイトホウクは路上に生き、路上でその人生をまっとうしたのだ。
昨日はガンガンに歌って、今日はもうちょっと落ち着いて歌ったら、今夜ぶらっと来ていたプロのジャズのピアノ弾きの人にいいねって、ほめてもらっちゃいました。うれしかった。
次に来る土曜におらぁ、ぎんぎんの路上のロックン・ローラーになっているかもしれない。いつか、路上のソウル・マンになって、路上のバンド・マンを引きつれて、人でごった返してすしずめになった田舎の体育館や講堂で歌っている。
昨日はガンガンに歌って、今日はもうちょっと落ち着いて歌ったら、今夜ぶらっと来ていたプロのジャズのピアノ弾きの人にいいねって、ほめてもらっちゃいました。うれしかった。
次に来る土曜におらぁ、ぎんぎんの路上のロックン・ローラーになっているかもしれない。いつか、路上のソウル・マンになって、路上のバンド・マンを引きつれて、人でごった返してすしずめになった田舎の体育館や講堂で歌っている。


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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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