えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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急遽、友だちに誘われBlue Note TokyoにSam Mooreを見に行く。一番、一番というお友だちの言葉は、まさしくその通り、ステージの真ん中のまん前。すごいです。かぶりつきってやつだろうか。Original Dynamite Soul Duo="Sam & Dave"のSamをこんな間近、つばきが飛んできそうなところで、見れたし、聴けたのだ。そして、Samにマイクを向けらられ"I'm a soul man"と歌ってしまった。そう、おれは魂の人間なんだ。

何度もSamと目が合いドキッとした。ラストの"You Are So Beautiful"で目が熱くなった。

疲れきったおれは新しく生まれて、Samのマブダチブラザーになってしまった。30年もブランクしてしまったSamの人生。けれど、今のSamはとっても幸せそう。幸せが生きて歩いて歌っている。おれだって曲がり角もまがるし、まっすぐも歩くさ。けれど、もう迷わない。これなんだ。

Samの歌を聴いて胸が騒ぐおれは幸せだし、幸せになれるさ。本当だよ。
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土曜とか日曜に地元の音楽の寺子屋みたいな学校「グルーブ」で歌のレッスンを受けるのが数年、続いている。その「グルーブ」のサマーキャンプが数年ぶりにあったので、参加したのであった。楽しかったです。

思えば、高校生のころ音楽を演奏する楽しさに目覚め、今までこの楽しいことをつづけてきたのだった。数年前、この音楽を演奏するという趣味というか楽しみを棄てようかと思ったこともある。長年こんなことをしつづけると、変な騒音といか雑念というかつまらんことを考えてしまって、歌うこともギターを弾くこともやだなぁなどと思ったこがあるのです。その時、このプライベートな雰囲気、クラブやサークルのような空気の「グルーブ」という場での忘年会とかサマーキャンプ、セッション会などのイベントに参加して、音楽ってのはまず楽しくやることだなぁと思って、なんかふっきれた。うまい、へたを越えたものも音楽にはある。そういう意味で、とても楽しくて幸せな音楽をするということを棄てようとしていたぼくを、その楽しみを忘れさせなかった「グルーブ」に恩義があり、感謝しています。演奏の下手な初心者の方々にぼくは、「グルーブ」の先生方とともにユニゾンでこう歌いたいとも思うのです。

「音楽って楽しいだろ」
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地元の相模大野の食と音楽の祭り、「もんじぇ祭り」でボランティアをした。みんな、テキパキとよく仕事、できるなぁ。なんか、要領を得なくて、ぼくは戸惑ったり、まごまごしたりする。だめだなぁ。来年もすると、今年の経験が生きて、少しはまともなボランティアになれるかしら?

主な仕事はテントの設営とゴミ袋回収でした。そんなことをしながら大江健三郎の「河馬に噛まれる」という小説があったのを思い出した。話の筋を少しだけ思い出した。それは連合赤軍事件でトイレ係(山中のアジトを転々としながら、多分、仲間のもっとも嫌がる仕事、トイレの設営と始末みたいなこと)をしながら、友だちのリンチによる悲惨な死を目の当たりにし、なぜか生き延び、その青年が刑期を終え、心に深く傷を負いながら、アフリカにボランティアに行き、そこで事故で河馬に噛まれるという話であった。

ぼくは地味な下働きをする人を尊敬する。みんな、偉い。
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1970年代のSouthen Deep Soulの素晴らしい一枚です。泣きわめくように歌っているのです。やっぱ8曲目の"Precious Precious"が好きです。O. V. Wrightとタメをなす名唱。詞がいいです。全編意訳でご披露。

「大切さ、大切さ、大切さ、大切さ
ぼくの大切なきみなのさ
愛してくれなくいなら、生きのびるよ
必要とされなくても、なんとかする
ぼくを欲しくなくても、大丈夫
もうけんかなんかしたくないだろう

いつでもきみを愛していることで満足さ
無視されても、待ち続けて
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ

ぼくの外にだって内側にたってきみはいる
それがいつもチクチク刺すのさ
いろんなやつといっしょに街にいたね
どうでもいいゲームをしていた
どうでもいいゲームさ
分かれる道に愛を見た
いいことも悪いことできみは受け入れた
苦いことも甘いことで受け入れたね
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ

人はきみについて言っている
いいことは何もないよって
本当は誰も知らないだけさ
いいことも悪いこともきみなのさ
狙いをさだめて
射止めようよ
チャンスがあるからものにしよう
きみが大切さ、きみが大切さ
ぼくの大切なきみなのさ」

こんなのを泣きわめきながら歌われたら来ますな。

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ではYouTubeからの付録です。

1983.11.5 国立一橋大学にて その一

http://jp.youtube.com/watch?v=MFUv9wy3i0c

1983.11.5 国立一橋大学にて その二

http://jp.youtube.com/watch?v=y4I4xA4di2w

Christian Tabernable - Pastor Maceo Woods, Otis Clay

http://jp.youtube.com/watch?v=X8Rx0Z9W2pY

Trying To Live My Life Without You - Otis Clay 1972

http://jp.youtube.com/watch?v=3hQ37rocXf8


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きっと二枚あったら、日本国本州を一周できそう。

ぼくはてっちゃんの味方です。
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京都の園部の駅で乗り継ぎの列車を待ちながら思った。

軟弱な恋の歌を聴いたり、歌ったりするのが好きなぼくだが、そこには高邁な理想も社会性もないような気がするけれど、本当だろうか? 友だちの友だちのある本物のブルーズマンは、おれはあたり前の日常しか歌わないと言う。きっとそれでもいいんだ。

恋の歌は愛にその手を差しのべて、とても明るくて強い。軟弱なんかあるもんか。

北西に向かう。
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国際的な言語学、文化人類学の先生である西江雅之さんの最新エッセイ集である「異郷日記」を読んだ。西江さんがいろんな国のいろんなところの日常に身を置き、その目で見て、語っている。この人の目で見ると、普通のことが輝き出す。普通なんてあるんだろうか? 西江さんは旅人とも違う。「エイリアン」というかたかなの言葉が似合うのかな? その西江さんの文にはいつも、限りないやさしさとどこまでも深いさびしさがあって、それは愛ということをぼくに思い起こさせる。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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