えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
明日の夜、小田急相模原の駅のそばのスクールオブロックでemricoさん、七條春道さんらとともに歌っています。チャージなしです。
information
2011年2月20日(日)
start about 20:00
出演者 emrico、七條春道、えいちゃん(<-わし)
チャージ \0
場所 バー スクールオブロック
住所 神奈川県相模原市南区松が枝町19-8メロンハイム103
電話番号 042-815-2569
スクールオブロックのページ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
(来てね)
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2011年2月20日(日)
start about 20:00
出演者 emrico、七條春道、えいちゃん(<-わし)
チャージ \0
場所 バー スクールオブロック
住所 神奈川県相模原市南区松が枝町19-8メロンハイム103
電話番号 042-815-2569
スクールオブロックのページ
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(来てね)
ふと本棚を覗いてみると、紙のカバーをかけられた本があって、何だろうと思い取り出してみると、それは未だ読んだことのない小川洋子さんの著した「ミーナの行進」という本であった。こんな本を買ったことを全く忘れている。本当にぼくが買った本なのだろうか、誰かにプレゼントされたのだろうか、などと思い、読み始めたのです。
神戸の芦屋にあるお金持ち親戚の住む洋館の豪勢なお屋敷に一年間、ある事情で預けられた、朋子という名の少女のお話で、その朋子はその洋館に住む、マッチ箱集めと読書を趣味とする病弱なミーナと友だちとなる、その一年間のお話なのでした。カバのペットの話、ミューヘン・オリンピックの話、ジャコビニ彗星の話などいろんな話が出てきて、そんな話を読み進めていくうちに、ぼくは小学生のころの夏休み、九州の田舎の親戚の家に遊びにいって、楽しかったことを思い出す。過去が美しい永遠となり、それが生きる糧の一つになっているようなこともきっとあるんだ。
とても心温まる一冊で、どうしてこのような少女的本が家にあっただろうかとも思うのだった。
ギターというのは不思議な楽器で、初めは鳴らなかった楽器も、何度も何ヶ月も何年も弾いているうちに、その年月とともに、弾いているその人に合わせて鳴り始めたりする。ぼくは実はギターの中に幽霊がいるのではないかと思ってもいる。
「ブルースギター大名鑑 写真と名器でたどる名器とブルースの世界」という本を眺め、読んでいる。Muddy Watersは赤いフェンダー社のテレキャスタで"Hoochie Coochie Man"を、"Got My Mojo Working"を、"Manish Boy"を奏でたのであるらしい。赤いテレキャスタは楽器屋さんやネットショップで要チェックだなぁなどと、思う。MGSのSteve Cropperもテレキャスタばかりを弾いて、Otis Reddingのバックで弾いたそうだ。Jimmy Reedが弾いていたのは通信販売で売られていた廉価なKayのギター。どんな音かは残されたレコードやCDを聴くとわかるのだけど、本物を触って弾いてその音を聴いてみたい。
この本はギター好き、ブルース好きの人に向けた素敵な大人の絵本ですな。
一篇につき一人の主人公がおり、彼らは男性で第二次世界大戦時にドイツから他のどこかに移住せざるえず、過去のハーケンクロイツの悪夢を持っていて、自ら命を絶ってしまう。ドイツ人作家、W. G. ゼーバルトの著した「移民たち 四つの長い物語」という本を読んだ。
いろんなページに写真の挿絵が入っていて、それが物語の文と化学反応を起こし、読み進めていくうちに、不思議な目眩感がやってきます。大きな物語ではなくて、心に自ら命を絶たなくてはならないほどの絶望的な深い傷を負った名もない人の人生を、虚飾もなく、かといってドキュメンタリー的でもなく、掬いとろうとしているかのようだ。読んだあとにやってくる、何にもなくなるかのような、同時に、確かに何かあって、古い友だちの写真を本棚の隅から見つけたかのような、残り続ける懐かしさは、夢のなかで酔っているかのようです。
こんな夢を見た。ぼくは郊外にある地下のライブハウスに入っていく。ステージに向かって縦に長い昔の新宿ロフトを小ぶりにしたような作りで、真っ黒の内装だ。誰かが演奏しているのを聴く。その人の演奏が終り、おれも歌っていいかなとミキサー卓に座っている黒い髪で長髪の店員に声をかけると、ああどうぞと言われる。
ぼくはステージに立てかけてあったアコースティックギターを手に取り、英語のカバー曲を2曲ほど歌う。パラパラとした拍手が返ってくる。歌い終わり客席に戻ってくると学生時代の友人で最近、再会したAくんがいる。Aくんとビールかジントニックか何かを飲み、世間話をしていると、懐かしい歌声が聞こえてくる。数年前に死んだはずのBがロックンロールかリズム・アンド・ブルースを歌っている。相変わらず上手くて、かっこいい。数曲を歌い終わり、Bはステージから降りてくる。ぼくはBに近づいていくと、Bは、よっ、久しぶり、元気(?)と、声をかけてくる。ぼくは久しぶりと、答える。Bは、そそくさとレジのところに行き、チャージか何かを払い、帰ってしまうのだけど、その手のビニール袋には空になったデカビタなどのドリンク飲料やら500mlのビール缶などが入っている。この店は飲食物の持ち込み可なのかと思う。
じゃあなとBを見送ったあと、客席に戻る。ボ・ガンボズのどんとがいるので、Bは死んだんじゃなかったのかと、声をかける。どんとは、死んだってここには来るんだからいいんじゃないのかと、答える。ここに来ればBに会えるのか、いいことを聞いたと思う。
そこで、目が覚めた。起きたら、ボ・ガンボズのどんとも死者であるのに気づいた。そして、今夜、ぼくは小田急相模原のバー、スクール・オブ・ロックで歌っています。
バースクールオブロックのページ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
ぼくはステージに立てかけてあったアコースティックギターを手に取り、英語のカバー曲を2曲ほど歌う。パラパラとした拍手が返ってくる。歌い終わり客席に戻ってくると学生時代の友人で最近、再会したAくんがいる。Aくんとビールかジントニックか何かを飲み、世間話をしていると、懐かしい歌声が聞こえてくる。数年前に死んだはずのBがロックンロールかリズム・アンド・ブルースを歌っている。相変わらず上手くて、かっこいい。数曲を歌い終わり、Bはステージから降りてくる。ぼくはBに近づいていくと、Bは、よっ、久しぶり、元気(?)と、声をかけてくる。ぼくは久しぶりと、答える。Bは、そそくさとレジのところに行き、チャージか何かを払い、帰ってしまうのだけど、その手のビニール袋には空になったデカビタなどのドリンク飲料やら500mlのビール缶などが入っている。この店は飲食物の持ち込み可なのかと思う。
じゃあなとBを見送ったあと、客席に戻る。ボ・ガンボズのどんとがいるので、Bは死んだんじゃなかったのかと、声をかける。どんとは、死んだってここには来るんだからいいんじゃないのかと、答える。ここに来ればBに会えるのか、いいことを聞いたと思う。
そこで、目が覚めた。起きたら、ボ・ガンボズのどんとも死者であるのに気づいた。そして、今夜、ぼくは小田急相模原のバー、スクール・オブ・ロックで歌っています。
バースクールオブロックのページ
http://blog.goo.ne.jp/ryusisekine
毎月の第2火曜日と第4火曜日は町田のライブハウス、ウェスト・ボックスでセッションを行っていて、会社帰りに歌いに行ったり、ブルースハープを吹いたりする。今夜は人は少なめだったけど、何か充実感のある楽しさだった。
ぼくは、何と、"Taj Mahal"という禁じ手のオリジナルを歌ったりした。悲恋をテーマにしたこのオリジナルを歌い、歌い終わったあと、近ごろの若い人たちは、恋も失恋もしなくて、こんな歌は通じないのかもしれないなどと、思ってしまうのは、思い過ごしならばよいのだけど、どうだろうか?
2回も歌う機会をもらえて、2回目は、Elmore Jamesのブルース"Cry For Me Baby"をアコースティックぽい、ゆっくりしたテンポの演奏をしてもらい、ぼくは歌った。これも失恋の歌で、夜も身悶え、眠れないというような歌で、ブルースだ。恋も失恋も世界から無くなれば、歌も物語も消えてしまわないだろうか?
ラストでぼくが聴いた"Georgia On My Mind"は本当に良かった。渾然一体となったバンド演奏のみんなが素晴らしい。この歌について、バーでアメリカ人に尋ねたことがるのだけど、そのアメリカ人は、これは失恋の歌だよ、ジョージアという女性に見果てぬ夢と憧れを見ているのだと、そっけなく言っていた。ぼくの1番好きな"Georgia On My Mind"はThe Bandが演奏した"Georgia On My Mind"でRichad Manuelのボーカルは涙なしには聞けない。そして、今夜の"Georgia On My Mind"は2番目かもしれないさ。
町田 west vox プレゼンツ 「what’s going on session」
http://voxsession.web.fc2.com/index.html
The Band / Richard Manuel - Georgia on my Mind - FULL HQ VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=KM_ZqESUuFU
ぼくは、何と、"Taj Mahal"という禁じ手のオリジナルを歌ったりした。悲恋をテーマにしたこのオリジナルを歌い、歌い終わったあと、近ごろの若い人たちは、恋も失恋もしなくて、こんな歌は通じないのかもしれないなどと、思ってしまうのは、思い過ごしならばよいのだけど、どうだろうか?
2回も歌う機会をもらえて、2回目は、Elmore Jamesのブルース"Cry For Me Baby"をアコースティックぽい、ゆっくりしたテンポの演奏をしてもらい、ぼくは歌った。これも失恋の歌で、夜も身悶え、眠れないというような歌で、ブルースだ。恋も失恋も世界から無くなれば、歌も物語も消えてしまわないだろうか?
ラストでぼくが聴いた"Georgia On My Mind"は本当に良かった。渾然一体となったバンド演奏のみんなが素晴らしい。この歌について、バーでアメリカ人に尋ねたことがるのだけど、そのアメリカ人は、これは失恋の歌だよ、ジョージアという女性に見果てぬ夢と憧れを見ているのだと、そっけなく言っていた。ぼくの1番好きな"Georgia On My Mind"はThe Bandが演奏した"Georgia On My Mind"でRichad Manuelのボーカルは涙なしには聞けない。そして、今夜の"Georgia On My Mind"は2番目かもしれないさ。
町田 west vox プレゼンツ 「what’s going on session」
http://voxsession.web.fc2.com/index.html
The Band / Richard Manuel - Georgia on my Mind - FULL HQ VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=KM_ZqESUuFU