えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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会社帰りに有楽町の映画館に寄り、チェリン・グラック監督の「杉原千畝」を見ました。3時間にもわたる大作ですが、とてもおもしろかったです。

実在の人物、杉原千畝さんは第二次世界大戦中に日本政府に背き、ユダヤ人たちにヴィザを発行し、6000人もの命を救った人です。こういう物語を知ると、一人じゃ何もできないのじゃなくて、本当に大切なことは一人でしかできなないどと思ってしまいます。こんな人が日本人の大先輩にいるのなんてとても素敵じゃないですか。

そう、一人なんですけど、そこには奥さま、杉浦幸子さんの愛もいっぱいあったらしいのです。杉浦幸子さん演じる小雪さんの「ちうねさん」と語りかけるそれがとてもテンダーでスイート。魅かれてしまいます。

あぁ、この世界に愛と平和をと願います。

http://www.sugihara-chiune.jp
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今日はジョン・レノンが銃弾に倒れ行ってしまった日ですね。"Dear Prudence"が聴きたくなって、これをかけている"The Beatles (The White Album)"。つたないぼくの意訳です。

かわいいプルーデンス、遊びに出てこないかい
いとしいプルーデンス、新しい日にであおうよ
お日様は上、空は青
美しい、きみはこんなに美しい
親愛なるプルーデンス、外に出て遊ばないかい?

いとおしいプルーデンス、目を開いてみなよ
かわいいプルーデンス、明るい空をごらん
風はそよ風、鳥は歌い
きみはすべての一部なんだ
親愛なるプルーデンス、目を見開いてみてみないかい?

見回してごらん
見回してごらんよ
ふと見回してみなよ

かわしいプルーデンス、笑顔を見せてごらん
いとおしいプルーデンス、小さな子どもみたく
雲がたんぽぽみたく結ばれて
ぼくにきみの笑顔を見せておくれ
親愛なるプルーデンス、笑顔を見せてくれないか?

かわいいプルーデンス、遊びに出てこないかい
いとしいプルーデンス、新しい日にであおうよ
お日様は上、空は青
美しい、きみはこんなに美しい
親愛なるプルーデンス、外に出て遊ばないかい?









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詩人である伊藤比呂美さんの著した「新訳 説教節」を読了する。「小栗判官」、「しんとく丸」、「山椒大夫」の三篇を今の日本人でも読みやすく訳しなおしたもの。説教節のあの語り物の調子を今の日本人の言葉で表現すべく、とても心のこもった訳で、おもしろく読みとおせました。そして、これらの神仏と人の物語を愛した数百年前の日本人の心って、なんて純情、純真なのだろうと感じました。そのような心がぼくの心にも、きみの心にもいつまでまでありますように、などと願いながら、この本を閉じました。





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近藤ようこさんの漫画「水鏡綺譚」を読む。

ワタルという狼に育てられ、母の顔も知らない男の子と、鏡子という記憶を失った女の子が中世の日本の諸国を不思議な事件に遭いながら旅をする物語。説教節かなんかを漫画にしたものかと思いきや、すべて近藤ようこさんの縦横無尽はいにしえの日本の知識から着想した創作であることにも驚いた。

物語のおもしろさ、その絵の美しさもるのだけど、それを超えた何かもこの漫画にはあって、読み進めるうちに、そこここで、心が清く洗われるようで、ぼくの涙腺は破れ、ぼくのまなこから涙が止まらなくなるのでした。





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なんとなくよく見に行く映画館が2つあって、ひとつは新百合ヶ丘にある川崎アートセンターの中にあるアルテリオ映像館、ひとつは横浜の伊勢佐木町にジャック・アンド・ベティー。今、何やっているのかな、とネットでチェックしてしまう。

今日は久しぶりに映画でもと思い、ジャック・アンド・ベティーにノルウェーの名匠、ベント・ハーメル監督の「1001グラム ハカリしれない愛のこと」を見に行きました。

とても静かな映画で、途中で何度か眠たくなってたりしましたが、何か、その静けさに、(あのシーンさえとても静かで、)弱ってしまったぼくの心も、とても安らかになるようなのでした。

この映画の語るところによるど、魂の重さは21グラムらしくて、人生の一案の重荷は、背負うものがないこと。そして、多分、愛は計ることのできないものかもしれないとぼくは思いました。

http://1001grams-movie.com
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R. D. レインの「結ぼれ」を読む。この本を読むこと、何度目かの挑戦なのだけど、やっぱり難しかった。頭がこんがらがってきます。

わからないながらも読み進めていくと、言葉というのは、人に何かを理解させ、人に自由をもたすのと同じく、その言葉が人を鎖でつなぎ、牢獄に人を閉じ込めているのかもしれない、と思う。

あぁ、「結ぼれ」とは、人と人とのほどけなくなったこんがらがりということらしいのだけど、ぼくは、いまだに、悲痛なさよならという言葉ではなく、心貧しくとも、いろんなところにあるその糸を少しづつでもいいから、ほどきたいとも思っているのです。どうしたらいいのでしょう? この本にあった白隠禅師の言葉を引用してみる。

「言葉というものは、あたかも月をさす指のようなもので、指のさす方向において、みずから月を見出さなくてはならないと同じく、言葉そのものは、真の事実ではない。ただその言葉によって真の事実を悟ることが肝要である」

そして、この本からのわからないような言葉に何か魅かれもするのです。

「門を通り抜けないうちは
門があることに気づかないのかもしれない
通り抜けるべき門があると思って
長いあいだそれを探しても
ついにそれを見つけださないのかもしれない
それを見つけだすかもしれない、しかも
それが開かないのかもしれない
それが開けばそれを通り抜けるのかもしれない
それを通り抜けるときに
人は悟る、自分が通り抜けた門とは
それを通り抜けた自己だった、ということを
だれひとりとして、門を通り抜けはしなかった
通り抜けようにも門などなかった
かつて、だれひとりとして、門を見いだしはしなかった
かつて、だれひとりとして、門などまったくないことを了解しはしなかった」






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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