えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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岩井俊二監督の最新映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」を見ました。

ぼくは「Love Letter」のころからのファンで、本当にたくさんの岩井俊二さんの映画を見ているのですが、ひさしぶりの岩井俊二さんの映画だという気もします。

見始めて数分で岩井俊二監督の他の誰でもないオンリー・ワールドに引き込まれてしまいます。筋書きのわからないストーリー、映像の美しさ、現代をとらまえる目、大切なものの壊れやすさとか、それでも決して壊れないものとか、それから、不思議なことに、ちかごろのぼくの人生にあったことと何かシンクロするようなお話であるような気もして、どうしてなのでしょう?

主演の黒木華がすばらしい。それからシンガーのCoccoが出演しているのですが、圧倒的な存在感です。

後半、何度かぼくの涙腺は決壊してしまったのです。見終わった後も、いくつかの映画のシーンを思い出して、胸がしめつけられるようなのです。

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』公式サイト
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レンタルのDVDでダラ・バーン監督の「ダブリンの時計職人」を見ました。ホームレスになりアイルランド、ダブリンの郊外の海浜の駐車場で車上生活をする親子ほどにも年の離れた二人の男の友情の話と年上の方の男性が抱くある女性への淡い恋の話のからみ、昔、見た1970年代のアメリカン・ニュー・シネマを思い出させました。けれど、昔のアメリカン・ニュー・シネマと違うのは、もっと淡々としていて、映画の中にたくさんの余白があって、そこが今のリアルなヨーロッパなのかな、と思いました。

救いのないような話でしたが、ラストに希望の小さなひとかけらのようなものが描かれていて、そこでは少し涙ぐんでしまいました。

若い方の男性を演じるコリン・モーガンのとても繊細でやさしいな感じは、これから女の娘に人気がでるかもしれません。そして、コリンのこの映画についてのコメントがこの映画をよく紹介してくれています。

「この映画は、現在のアイルランドのホームレスとドラッグ中毒と経済問題という大きな問題に取り組んでいて、そのどれもが重要なポイントなんだ。しかし、暗い状況でも希望と幸せを見つけるという高揚感もある」

映画は世界を映す鏡のようなものでもあると思うのですが、ぼくたちはどこへ行くのだろう?

http://uplink.co.jp/dublin/
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ぼくの手のひらに突然できたたくさんの湿疹が、失恋による心の痛手による心身症だという人もいて、はたまた、高幡不動尊の門前にある蕎麦屋で飲んだ濃厚な蕎麦湯によるアレルギーだという人もいます。

近くの立ち寄り湯に行ったり、山梨の山奥にある信玄の隠し湯になど行ったりしました。決してロート製薬のまわしものではありませんが、ぼくにはこの「メンソレータム メディクイック」という薬が良く効くようです。

それに子どものころから見ているパッケージのナイチンゲールかもしれない絵がとても好きで、これにも癒されています。なんでもこの絵のモデルはごく初期のハリウッド映画の子役、シャーリー・テンプルだということらいいのですが、本当でしょうか?

メンソレータム メディクイック
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久しぶり、数年ぶりに町田のWest VoxのAll Genre Session"What's goin' on"に行ってみた。"What's goin' on"は今も赤々と燃えていましたぞ。楽しかった。懐かしい友だちにも会えたし、なんと4曲も歌ってしまいました。

1. T-Bone Walkerの"Call It Stormy Monday (But Tuesday Is Just as Bad)"
2. Joe Coskerの"You Are So Beautiful"
3. Sam Cookeの"Bring It On Home To Me"
4. Junior Parkerの"Mystery Train"

友だちからあのSam Cookeの難しい純愛ソング"Bring It On Home To Me"を褒められたのはとっても嬉しかったな。

http://fieldaim.com/voxsession/sp/index.html
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府中市美術館に「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想」を見に行く。とてもおもしろかった。この展覧会、前期と後期に分かれていて全点入れ替えているという。ぼくの見たのは後期で、いまさらに前期もも見るべきだったと悔やまれるほど興味深く、予定外に図録まで買ってしまった。

日本の美術は、人が絵を描くその根にあるところは同じだろうけれど、西洋とはまた違った枝葉を付け、違う花も咲かせたのだと思う。印象派の時代、日本でいえばこの展覧会のテーマでもある江戸時代には、その日本の絵画が西洋の絵画に大きなインスピレーションをもたらしてもいるのは有名な話。そして、この展覧会で見られる「ファンタスティック」ももしかして、西洋がそれを発見する前のシュール・レアリズムなのかもしれない。心地よいような、ある時はちょっと怖いような夢の世界にぼくは入っていってしまいました。

夢見る前、眠りにつくその前のそのころにこの図録を見るのが楽しみです。

https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/fantastic.html
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下部温泉はときどき行ってしまう温泉町です。その鄙びた具合がとってもいいのです。

ここの温泉町の温泉は特徴があって、普通の40度以上の沸かした温泉に入ってから30度以下の温泉に長めに入ります。そして、40度以上の温泉に入り、30度以下の温泉に入るのを繰り返すと、湯の善なる力が体にしみわたるかのようなのです。30度以下の温泉は初めは少し冷ゃっこいのですが、1分か2分たてば温かく感じてきます。ころあいを見てまた沸かし湯に入るとそれがまた気持ちいい。

なんでも由緒正しき武田信玄の隠し湯だそうで、甲州軍の回復の早さはここの湯由来だったというのです。

お奨めの宿は、どこと名前を出すのは控えますが、町の中心に下部温泉熊野神社、またの名を湯権現と呼ばれるところが小高い丘の上にあり、そこのふもとがいにしえの湯本となっており、その付近に構えているやはり湯の力を感じさせる古いところがいいと思います。

最近、体も心も弱っている自分を感じて、この前にも一人で行ってしまいました。熊野ではなくここは甲州ですが、小栗判官のように湯あみです。照手姫さま、今度、おともしていただけますでしょうか?

ごらんください。
フォト・アルバム
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あの娘とぼくみたく、こんなところにタンポポが咲いています。ここなら誰にも踏まれないよ。
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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