えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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クリスマス近くになるとヘヴィー・ローテイションしてしまう2枚のアルバムがあります。Staxレーベルの"Soul Christmas"とPhillesレーベルの"A Christmas Gift For You From Phil Spector"。この2枚のレコードはクリスマス・パーティーのためにそろえておいたほうがいいし、一人ぼっちのクリスマス・イブにはきみの最良の友だちになってくれるでしょう。

飲みすぎ、食べすぎには少しだけ注意して、みなさん、今年も楽しいクリスマス・シーズンをお迎えください。



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ずっと運転していないと、いざという時にバッテリーあがりか何かでエンジンがかからなくなっていると困るので、三ヶ月ぶりに車の運転をした。車ってめったに運転しなくなってしまったけれど、車の運転は好きだし、いまだにマニュアル車なのだ。

それで、ドライブがてらに横須賀美術館に行き、「風と水の彫刻家 新宮晋の宇宙船」展を見た。風や水を感じて動くオブジェを見て、静かな楽しい気持ちになった。なぜだろう。この世界に動いていないものは何もない。

そして、この美術館に併設されている谷内六郎館も好きなのです。季節ごとに展示替えをしている。週間新潮の表紙を飾っていたあの人です。たくさん絵葉書を買ってしまった。布団の中で眺めて、眠ってしまえば、いい夢、見れそう。

ここには年に一回ぐらいは来てしまう。

横須賀美術館

風と水の彫刻家 新宮晋の宇宙船

谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展「おしゃれな、あの子」
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東京藝術大学美術館にロバート・フランク展"Robert Frank: Books and FIlms, 1947-2016"を見に行った。

ロバート・フランクといえばローリング・ストーンズのアルバム「メイン・ストリートのならず者」のジャケットでティーン・エイジャーのころ知り、いつか展覧会で見てみたいと思っていたのです。

今回の東京藝大での展覧会ではすべてが新聞紙に印刷され、学生たちと共同で企画されているという、いかにもアウトロウ、ロバート・フランクらしきもの。大正時代の古い二階建ての倉庫のようなところにところせましと展示されていた。

なんか、もう、かっこいいんです。図録とかタブロイド判の新聞に印刷されているしさ。入場料はただだし。

ロバート・フランクが1950年代の早い時代からからこのような写真を撮っていたことに驚く。そして、そのころ、ジャック・ケラワックや二―ル・キャサデーら、ビートニクスらとダチだったんだぜ。まさしくイノベーターだ。そして、いまだに孤高の存在でもあるような気もするのです。

かっこいいものにはあこがれてしまいますよ。孤高というところにもあこがれてしまいますよ。ぼくはかっこよくもなく、孤高にもなりきれないのだけど。

ロバート・フランクはたくさんのビデオ・フィルムも撮っているのでだけど、展覧会でこんなかっこいい言葉も壁に殴り書きされていたのです。

「僕が撮ってきた映画は
僕の旅の地図だ
旅って人生の旅のことだよ
このスクリーンのちらついている
生と死の影を君に見てほしい

           ロバート」

ロバート・フランク & シュタイデル展 | Robert Frank: Books and ...
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ひさしぶりに曲を作りました。Fのキーのシュールなトーキング・ブルーズです。ボブ・ディランにだって憧れているんです。詞の中に入っていた願望のようなものを消すとすっきりしました。どういうことだろう? 今度の土曜日に相模大野のアコパで歌おうかな。聞きにきてください。

http://kysakai.lovemebaby.net/nk-20161126.html

「青い森」という歌です。

♪♪♪
まっすぐな道はもういやさ
まっすぐな道はもういいよ
あの知らない小さな道に入ったよ

ハイウェイの下じゃ何にも見えない
ハイウェイの道じゃどこだかわからない
だから知らない小さな道に入ったよ


林の中を歩いていけば
だれかが呼んでる声が聞こえた
だれかの声を夢中でおいかけた

緑にそまった病院通りすぎ
管理室には誰もいなくて
門番は門をあけっぱなしだよ


青い青い森に入っていく
いくつもの春夏秋冬通りすぎ
いろんな声の鳥の歌を聞く

深い森の広場にたどりつく
鳥虫獣がコンサートをしていた
かわいいあの娘が太鼓をたたいていた


さよならとみんなにかるく手をふって
いくつもの丘を越えてゆく
いくつもの川を渡ってゆく

バイバイ♪♪♪
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井上享さんの著した「忘れられた島々 「南洋群島」の現代史」を読了した。この本に書かれている南洋群島とはどこだろうか? この本が指し示す南洋群島とはサイパン島、グアム島周辺に広がるマリアナ諸島、パラオ諸島、西カロリン諸島、東カロリン諸島、トラック諸島、マーシャル諸島、ヤレート島の広大な地域を指し、その現代史とはドイツ、日本、アメリカ合衆国の占領の歴史でもあり、そこに、日本人が集団自決したサイパン島の地獄のような悲劇のスーサイドクリフやバンザイクリフが出てくるのだった。

日本が遥かな南の島国にしたことははとても悪かったけれど、驚くべきは、さらに悪いことを第二次世界大戦後のアメリカ合衆国がしたということは、この本の「第六章 水爆の海」に書かれている。

鳥からの視点からも書かれ、虫からの視点からも書かれた南洋のいわゆるミクロネシアの歴史の厳しい現実を知ることのできる良書です。






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本屋でちょっと「ミュージック・マガジン」を立ち読み。ボブ・ディラン特集で題して「文学としてのボブ・ディラン」は中村とうようが編集をしていたころのありし日の「ミュージック・マガジン」を思い出させる。その中の「著名人30人アンケート──わたしの一曲」で古友だちの東京ボブが寄稿していて、選んだ曲がアルバム"The Times They Are A-Changing'"の中の"The Lonesome Death of Hattie Carroll"であるのにニヤリとしてしまう。変わることもいいことだけど、変わらないこともいいことだ。ぼくの知る限りは、東京ボブは東京ボブになる以前からそうだったのです。この歌には打ちのめされる。



この詞の日本語翻訳のすばらしいページを見つけました。誰だかは知らないけれど、ありがとう。

http://bit.ly/2gAl81s

原詞とその翻訳を敬意をこめて引用します。そして、この歌を選んだ東京ボブにも。

William Zanzinger killed poor Hattie Carroll
With a cane that he twirled around his diamond ring finger
At a Baltimore hotel society gathering
And the cops were called in and his weapon took from him
As they rode him in custody down to the station
And booked William Zanzinger for first-degree murder
But you who philosophize disgrace and criticize all fears

Take the rag away from your face
Now ain't the time for your tears
William Zanzinger, who at twenty-four years
Owns a tobacco farm of six hundred acres
With rich wealthy parents who provide and protect him
And high office relations in the politics of Maryland
Reacted to his deed with a shrug of his shoulders
And swear words and sneering, and his tongue it was snarling
In a matter of minutes, on bail was out walking
But you who philosophize disgrace and criticize fears
Take the rag away from your face
Now ain't the time for your tears

Hattie Carroll was a maid in the kitchen
She was fifty-one years old and gave birth to ten children
Who carried the dishes and took out the garbage
And never sat once at the head of the table
And didn't even talk to the people at the table
Who just cleaned up all the food from the table
And emptied the ashtrays on a whole other level
Got killed by a blow, lay slain by a cane
That sailed through the air and came down through the room
Doomed and determined to destroy all the gentle
And she never done nothing to William Zanzinger
And you who philosophize disgrace and criticize all fears
Take the rag away from your face
Now ain't the time for your tears

In the courtroom of honor, the judge pounded his gavel
To show that all's equal and that the courts are on the level
And that the strings in the books ain't pulled and persuaded
And that even the nobles get properly handled
Once that the cops have chased after and caught 'em
And that the ladder of law has no top and no bottom
Stared at the person who killed for no reason
Who just happened to be feelin' that way without warnin'
And he spoke through his cloak, most deep and distinguished
And handed out strongly, for penalty and repentance
William Zanzinger with a six-month sentence
Oh, but you who philosophize disgrace and criticize all fears
Bury the rag deep in your face
For now's the time for your tears

ハッティ・キャロルの寂しい死
THE LONESOME DEATH OF HATTIE CARROLL

ウイリアム ザンジンガーは哀れなハッティ・キャロルを殺した
ダイヤモンドの指輪をはめた指でステッキを振り回し
ボルティモアホテルの社交界の集まりで
警官が呼ばれ、彼の武器は取り上げられ
拘置所に連行された
そしてウイリアム・ザンジンガーは第一級殺人で起訴された
しかし、屈辱を理論づけし、すべての恐怖を非難する人よ
涙ぬぐう布から顔を上げなさい
今は涙しているときではない

ウイリアム・ザンジンガーは24歳
600エーカーのタバコ農場を持ち、
裕福な両親に保護され扶養されている
メリーランド州の高官とも親交があり
彼は自分のやったことに肩をすくめて見せ
宣誓し、あざけり、口汚く怒鳴りつけ、
そして数分後に保釈され、外を歩いていた
しかし、屈辱を理論づけし、すべての恐怖を非難する人よ
涙ぬぐう布から顔を上げなさい
今は涙しているときではない

ハッティ・キャロルはキッチンのメイドだった
彼女は51歳で、10人の子持ちだった
彼女は皿を運び、食べ残しを下げた
かって一度もそのテーブルに座ったことがなく
そのテーブルの人たちに話しかけたこともなく
テーブルの上の食べ物をかたづけ
すべての灰皿を空にし
一撃で殺された、ステッキで殴打され横たわった
それは大きく空を切り、その部屋で打ち下ろされた
すべての優しさを破壊する決断と審判がなされた
そして、彼女はウイリアム・ザンジンガーに何かをしたわけではなかった
しかし、屈辱を理論づけし、すべての恐怖を非難する人よ
涙ぬぐう布から顔を上げなさい
今は涙しているときではない

栄誉ある法廷で、裁判官は槌を打ち鳴らした
すべてが公平であることを、法廷が正義であることを示し
そして、書物の綴りが抜かれたり差し替えられたりすることがないことを
高貴な者であっても同等に取り扱われることを
一度でも警官に追われ捕まった者は
法律の段階には、上層も下層もなく、
何の理由もなく人を殺す者を睨みつけ
何の警告もなく、衝動でことを起こす者を
そして裁判官は法衣にかけ、もっとも深い見識をもって語った
刑罰と悔い改めを厳しく言い渡した。
ウイリアム・ザンジンガーに6ヶ月の判決を
おおしかし、屈辱を理屈づけし、恐怖を非難する人よ
涙ぬぐう布に顔をふかく埋めよ
今こそ涙するときだ







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台湾、中華民国の巨匠、候孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の「冬冬(トントン)の夏休み」をレンタルDVDで見ました。あー、この淡々とした感じは、小津安二郎とかヴィム・ヴェンダースとかジム・ジャームイッシュとかアキ・カウリスマキらの映画を思い出されるのだけれども、それよりも、ぼくが子どものころ、父と母の故郷が南の方の田舎にあり、夏休みには決まって連れられて親戚の家に遊びに行っていたのを思い出す。きらきら輝いていて忘れられません。しかも、この映画に出てくる南の故郷よりももっと田舎だったのです。夢のような時ってあるものです。

候孝賢監督の「悲情城市」が見たいなどと思ったら、今度、池袋の新文芸座で上映されるではないですか。見に行こうかな?

さて、この映画にもどり、そのエンドロールでは、山田耕筰の童謡「赤とんぼ」が流れるのです。台湾の近現代史での日本との微妙な結びつきを考えたりもする。舞台となる田舎の医院の診察室には蒋介石の写真が飾られていたりもする。けれども、そんなことより、子どものころを思い出し、この映画の美しいノスタルジーにひたればいいような気もします。

冬冬(トントン)の夏休み - 作品 - Yahoo!映画
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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