えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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こんな夢を見た。ぼくと一人の女はロシアの大平原のハイウェイのわきの道を歩いている。見渡す限り原っぱだらけで、片側三車線の真っ直ぐな道ののびる道路にはまばらにしか車は走っていなくて、そのわきの砂利道の歩道を二人は歩いていて、歩き草臥れている。たまにしか走っていない車が後ろの方から来たので、ぼくは車道の方に駆けより、いちかばちか、親指を横にして、ヒッチハイクをしてみる。すると、奇跡的に二台のとても大きなアメ車が停まってくれる。一台目の方の後部座席のドアを開けると、前には二人の男女、後ろには前の男女よりも若いティーン・エイジャーらしき二人の男女が乗っている。みんなアメリカ人らしい。どうやらこの四人は家族らしい。ぼくは二人、乗りたいんだと言うと前の座席のドライバーは乗りなよと答える。座席にはカウチ・ソファに置くような大きなクッションがいくつも置かれていて、それを後部座席の二人は後ろのトランクに入れてくれて、ぼくたち二人がゆうに座れるスペースができる。ぼくたちは車に乗り込み、総勢六人でのドライブの旅が始まる。前の二人は上機嫌で、いつも笑いながらおしゃべりしている。ぼくがずいぶん楽しそうだねと声をかけると、ハンドルをにぎる男がブランデーとスパークリング・ワインを飲んだのさと答えて、車を路肩に停める。ぼくたちは窓から景色を見る。どこまでも野原が続くすばらしい景色。しばらくして、また車は動き始める。

そこで目が覚めた。たまにヒッチハイクをする夢を見ます。夢の中で大きなアメ車に乗って平原をドライブしたのさ。人生もヒッチハイクみたいなもんだなぁ。ひとりぼっちじゃ生きていけないのさ。だから、乗せてやったり、乗せられたりするのさ。楽しいよ。きっと夢の中の道は広大なユーラシア大陸を横断し、サンクトペテルブルグをつっきり、ドーヴァー海峡までつづいているのかな。さて、夢のつづき、夢のつづきで、おやすみZZZzzz.....
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友だちだったわけではないのですが、がまんしきれずに、伊藤耕について書いてみます。ライブに足を運んで遠くで見ていただけなのですが、そんなやつもきっといっぱいいるだろう。

そうだ、ぼくが高校に入った頃、パンク・ロックというやつがイギリスのロンドンやアメリカのニューヨークからやってやってきていたのです。ある時、友だちと新宿の輸入レコード屋さんでぶらついて、レコ―ドを見て暇つぶししている時、レコード屋さんの掲示板にライブのお知らせのチラシ(当時はフライヤーなんてしゃれた言葉はありませんでした)があったのです。そのチラシには、パンクロックのライブとあり、ぼくは日本にもパンクロックをやっている人がいるのかと思い、行ってみようよと友だちにもちかけたのでありました。そうか、行ってみようとなり、出かけたのであります。もう遠い昔のんころ、出かけたそこは新宿の三丁目、バーのようなところで、ギターアンプとかベースアンプとかドラムセットがあり、そこで高校生の二人はロックの洗礼を受けたのであります。耳をつんざく大音量で。バンドは三つ、SPEEDと自殺とSYZE。一番初めに登場したSYZEのヴォーカルが伊藤耕さんでした。MCはほとんどしゃべらなく、一曲ごとに煙草の火を付けようと、お客さんのそばに近よって、煙草をさしだすと、お客さんはライターで煙草に火を付けます。その煙草に火を付けてもらう伊藤耕は忘れらませんわ。(あとになってそこはゲイバーみたいなところだったのを知った。)

そしてSYZEはいつのまにかFOOLSと名前を変え、伊藤耕のバックで演奏するメンバーも少し変わっていたのだけど、そのころ、ぼくは本当にFOOLSのライブには何度も足を運びました。Sly & Family StoneとRolling Stonesを足し算したのではなく、掛け算したような強烈なダンス・ビートで伊藤耕はMCでわけのわからないおもしろいことをしゃべくりまくり、歌を歌って、みんなを踊り狂わせておりました。ぼくは、なんというか、日本にもこんなMick Jaggerみたいなかっこいいヴォーカリストがいて、こんなFUNKYなビートで踊らせてくれるバンドがいるんだと思って、ちょくちょくライブに通っていたのです。すごかった。バンドの演奏も興にのった後半のころ、オーディエンスがみんな、ステージにかけ上り、いやなことを笑い飛ばしながら数えきれない男女がいつも踊り狂っているのです。1980年代の初めのころでしょうか。FOOLSのライブはいつもそんなパーティー。それから、ある時期、FOOLSはライブ・シーンから姿を消しました。

ある時、お茶の水の楽器店街をぶらぶらしていて、とあるレコード屋さんに入ると、FOOLSの真新しいレコード"Silly Blues"が目に入りました。買って聴いてみると、すごくかっちょいい。別荘のこととかもリアルに歌っている。ある時、大晦日の渋谷クアトロかどこかのライブを見に行った時もすげえかこよかった。主催はじゃがたらだったけな。けれども、それから数年後、FOOLSはほどんど、ライブをしなくなってしまった。

21世紀になり数年後、伊藤耕がブルース・ビンボーズというバンドでまた、歌を歌っているという噂を聞き、静岡のどっかの町にまで聞きに行ったのさ。すこし齢を取った耕がそこにいて、半分以上が新曲で、どの曲もすばらしくて、まだRock'n' Rollは転がりつづけているぞと思ったのです。それからのFOOLSの再結成でのクロコダイルでのライブもかっこよかったなぁ。何度も見にいったさ。

遠くからしか知らないけれど、おいらはさ、伊藤耕は長生きすると思っていた。別荘の中では規則正しい生活でそこで健康を回復してとか、おめでたいこととか思ったりしていた。ところが、二年ぶりの耕が高円寺に帰って来て、みんななぜか、泣いているのかもしれない。おいらも泣く。

今夜、伊藤耕の歌を聴いて踊っていたみんなは仲間だって気がするよ。献杯!
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日本酒と同じぐらい泡盛が好きなのですが、沖縄に数えきれないほどの泡盛がある中で、最近、一番好きなったのが「白百合」なのです。くせのあるお酒がくせになります。どこかで見かけたら、お試しあれ。琉球グラスに氷を浮かべて呑みたいっす。

池原酒造所
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これがおいしい。ぼくのレシピではもやしをベーコン少しといためておいて、できたら乗せる。麺のゆであがりに卵をといていれて、ときたまごにする。お試しあれ。
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こんな夢を見た。ぼくは勉強机のある自分のせまい部屋にいる。そこは中学生だったころの自分の部屋で、ぼくは机の椅子に、机に向かわず、机に背を向けて座っていて、その前に一組の男女がいる。男は小さなレコーダーでビデオを撮り、解説をしながらギターでラテン・ミュージックを弾き、女はギターを弾く男のの隣でそれを聴いている。

そこで目が覚めた。静かな夢でした。幸せとは静かな寂しさにあるものかもしれないという深沢七郎さんの言葉が思い浮かんだ。深沢さんは小説家でデビューする前はギターでラテン・ミュージックを弾く流しのようなこともしていたらしい。夢の中で聴いたギターこのようなものでもあったのです。花のように美しいギターの調べ。

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あるドイツ人の言葉だそうです。

「ひとりの戦争好きの政治家によって日本は苦しむことになる。かつてのドイツのように」
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黒田福美さんの著した「夢のあとさき」を読了した。この本の副題には「帰郷祈願碑とわたし」とある。こんなお話。ある日、韓国好きの女優は夢を見る。しらない南の島の砂浜で背の高い若者に会う夢。その若者は黒田さんに屈託なくこう語りかける。

「僕はね、ここで死んだんですよ。自衛隊の飛行機乗りだったんです。天皇陛下の御為に死んだことには悔いはないんですがね、ただ一つ残念なことがあるんです。それはね、僕は朝鮮人だというのに日本人として、『日本の名前』で死んだことなんですよ」

彼女はその不思議な心に残る夢の話を友人にすると、友人はこう解釈した。

「それって、本当は『自衛隊』じゃなくて『特攻隊』だったんじゃないの?」

それから、黒田さんのその夢をつかもうとする旅は始まり、「帰郷祈願碑」を韓国に建立しようとする二十年以上の月日が過ぎてゆく。足跡は、靖国神社、沖縄の摩文仁、鹿児島の知覧、釜山、ソウル、泗川、龍仁とかけめぐり、夢は日本と韓国を行ったり来たりする。

夢は悪夢にも変わり、さらに再び、涼しくも清らかな夢がある人から告げられるのだけど、電車の中でそれを読んでいて涙ぐんでしまった。

すべて実話です。いろいろ考えさせれられる本でした。黒田福美さん、日のあたらない何かを素手でさらい、日をあたらせたあなたのしたことは、もちろん無駄ではありませんでした。尊敬します。

ぼくはこう思ったのです。愛からしか何も生まれない。どうしてぼくたちは愛しあえないんだろう? わかりあえる日がいつかきっと来る。

いつか、法輪寺に行ってみたいな。






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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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