えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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大山に登ってきました。始めてケーブルカーを使わずに、すべて、歩いて登って、歩いて降りてきた。登りは女坂、大山寺、大山阿夫利神社、本坂、富士見台というルートで、降りは見晴台、二重滝、大山阿夫利神社、男坂というルートをたどりました。

大山寺と大山阿夫利神社で御朱印をいただきました。

頂上では、少しだけ雪もちらほら。降りて来て山の方を見上げると、雨雲が山のてっぺんのあたりだけ傘のようになっていた。阿夫利は雨降らしでもあるそうなのです。恵みじゃ。空からの水は恵みじゃ。

大山阿夫利神社で御神籤を引いたら大吉だったぞ。

「いそしみし
  しるしは
   みえて
 ゆたかにも
  黄金
  なみよる
 小山田の
    さと」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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世田谷文学館に「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」を見に行った。展覧会場に入ると澁澤龍彦の声が響いている。しゃがれていて少し甲高い活舌のはっきりした声は、舞踏家、土方巽が死去した際の追悼の言葉であった。原稿とか本とか書斎に飾られていたものだとか、その中には、四谷シモンのエロティックな人形どころか人の頭蓋骨まで入っている。原稿の文字はまるっこくてかわいいのが以外です。

高校生の頃はぼくは澁澤龍彦のエッセイとかよく読んでいた。それから、この人の紹介したフランス文学とか、背伸びして読んでいた。ジャン・コクトー、ジョルジュ・バタイユ、J.K. ユイスマンス、そして、マルキ・ド・サド。

澁澤龍彦の翻訳したマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」の発売禁止にまつわる裁判で1960年代に10年近く戦うのだが、澁澤龍彦自身の7万円の罰金刑を課せられたその敗訴での弁。

「たった7万円、人を馬鹿にしてますよ。3年くらいは(懲役刑を)食うと思っていたんだ」「7万円くらいだったら、何回だってまた出しますよ」

自由な魂です。

その裁判も終わり、1970年ごろからヨーロッパを中心に世界各地、そして、日本のいろんなところを旅行した時の写真も飾られていた。澁澤龍彦の隣には夫人である澁澤龍子さんのニコニコの笑顔がいつも写っていて、二人が本当に幸せそうです。
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やっと一枚、手作りのミュージックCDができた。おいらってガリ版刷りの詩人みたいだ。宮沢賢治も自費出版だったし、峰三吉は「原爆詩集」をガリ版印刷の自費出版で出したのだ。このCD、200円で売りまする。買ってくれたお金はすべてユニセフに寄付します。ガリ版刷りのブルーズ・マンのクリスマスソングを買って聴いてね。
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「ヨコハマトリエンナーレ―2017―島と星座とガラパゴス」を見に行きました。3年おきに横浜で開催される現代美術のお祭りです。

以前、多分2000年代のころに初めて見た「ヨコハマトリエンナーレ」は爆発するような五感で経験するような作品が多かったように記憶しているが、今回の「ヨコハマトリエンナー」何か内向的、内省的であるような気がした。芸術作品も時代からは無縁ではいられず、アーティストたちもどこへ行けばいいのか、足をこまねき、迷っているのだろうか? けれども、了解された答えを差し出すのではなく、問いを発することこそすぐれた作品なのかもしれない。

その中で特に印象に残った作品が四点、香港で活動するヨーロッパ人の団体、マップ・オフィスのジオラマ、ホーチミン(ベトナム)とロサンゼルス(アメリカ)で活動しているザ・プロペラ・グループの映画、Don't Follow the Windプロジェクトと観客参加型の作品、尾道在住の柳幸典のインスタレーション。あたかも起承転結。

マップ・オフィスのジオラマはお盆に乗るぐらいのジオラマの奇妙な島でに小さな小さな人間たちが奇妙な日常をしているというもの。

ザ・プロペラ・グループの映画はこんなストーリー。核戦争後の人類の絶滅した世界にある男が一人、マレー半島沖の孤島にに暮らしている。その孤島は、1970年代にベトナム戦争から逃れた数万人のボート・ピープル(難民)であふれかえっていたのだけど、ベトナム戦争終結とともにベトナムからもアメリカからもはんば見捨てられたような状況に置かれていたことが差し挟まれた当時のニュース・フィルムから分かる。島のいたるところに流れ着いたベトナム人の築いた仏教の宗教施設、仏塔や祭壇が廃墟のように残っている。そこに一人の女が流れ着く。世界に残された二人。女はこの島から出ようと男に提案するが、男は頑としてそれを拒む。ここには記憶があるからここからは出れないと男は言う。

Don't Follow the Windプロジェクトの作品はガラクタのようなヘルメットをかぶって映像を見るというもの。映像にはがれきの山のようになっている福島の帰還困難区域に設置されたアーティストの作品が遠く小さく映さている。その地に封鎖解除後に見れるようにと2015年に12組のアーティストの作品が置かれたそうだ。見に行くことができない展覧会は今もそこで開催されている。

柳幸典のインスタレーションは放射能物質のマークのあるドラム缶の捨てられた廃墟の中、赤いLEDライトの古ぼけた電光掲示板に日本国憲法の九条や前文をうつし出されているというもの。この作品はぼくにはとても悲しかった。

世界が終わっていなければ、三年後にまた会いましょう。
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渋谷のこじゃれたライブハウスで内田勘太郎を見た。二部構成の一部はブルースばっか。たった三つのコードでブルースは限りなしだよ。なにせ、加川良の反戦歌「教訓」をブルースアレンジで歌っていた。この前、見た三上寛さんも「教訓」を歌っていた。「教訓」、おいらも歌おうかなと思う。みんな、戦争なんかいやだと歌おうぜ。

二部はジャズや往年の映画音楽をおりまぜつつ、やっぱの憂歌団のナンバー「いやになった」。勘太郎さんの歌もいい感じ。ぼくの大好きなスタンダードナンバー"Stardust"も最高。

でもこのギターに合わせて、やっぱあの人の歌を聞きたくなってしまう。あの人の名前とは木村充揮さん。今夜の勘太郎さんのギターとおしゃべりを聞いて、三度、木村くんとのソウル・ブラザーのコンビが復活するよような気もしたのはあたりまえのことさ。
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ブレイディみかこさんの著した「子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から」を読了した。

この本を読んで、何度も目頭が熱くなってしまった。イギリスのブライトンを舞台にした実話からのエッセイで、五才にも満たない問題児がたくさん登場する。そんな子どもたちが時折見せる、みかこさんのいうところのブリリアントな何かにぼくもやられてしまったのです。

もしも、この本を本屋さんで見かけたら、この本の中の10頁ほどの「リトル・モンスターと地上の星々」を読んでみてください。これはあらくれた小さな天使たちの話だろうか。きみもこれを読んで涙ぐんでしまったら、涙を拭いてレジに駆け込み、全編を買って読んでみて。

世界はすばらしく、どんな時でも生きる価値がある。そして、そこには薔薇が咲いている。





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あんたたちへんだよ

戦争はやめてくれ

戦争になってもおれは戦争しない
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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