えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ
サム・メンデス監督の『1917 命をかけた伝令』を見ました。第一次世界大戦での1917年4月6日のある任務を任された二人の兵士を追いかけ、あたかもその二人の一両日をワンカットで撮ったかのような映画でした。この映画は、反戦を語りかけることもなければ、戦争の英雄も出てこないけれど、ラストのシーンに見た人の胸に染み込むようなあるメッセージがあるような気がしました。あたかも、二人のイギリス兵といっしょに戦場にいるかのようで、この映画を見終わったぼくは、ぐったりと疲れているような気持ちにもなっていたのです。この泥と死体まみれの戦場のリアルさにぼくは黒澤明監督のいくつかの映画の戦闘シーンも思い出していた。
サム・メンデス監督が祖父のアルフレッドから聞いた話をもとにこの映画を作ったそうです。第一次世界大戦は残虐な近代戦の始まりといわれ、この映画の背景であるヴェルダンの戦いとソンムの戦いでは160万人以上が命を失い、毒ガスなどの化学兵器も使用され、舞台である地方では、戦争から100年経った今でも、のべにすると沖縄と同じぐらいの460万平方マイルの地域が立ち入り禁止になっているという。
戦争反対!
映画『1917 命をかけた伝令』公式サイト
その豊かな倍音でファンも多い今は製造されていない古いYAMAHA Dynamic Guitar。ペグが古く、なかなか回らくなってしまっているので、自分で交換してみました。
Dynamic Guitarのペグの穴同士の間隔が32㎜で今は35㎜ばかりとなり、無くなってしまった規格。
セパレートタイプのペグ、KIKUTANI GM-SPを取り寄せた。
弦を外した。
ペグを外した。
ペグを付けていく。
ペグ交換できた。
弦を付けた。
完成。
ぼくでもできたペグ交換でした。
KIKUTANI GM-SP
Dynamic Guitarのペグの穴同士の間隔が32㎜で今は35㎜ばかりとなり、無くなってしまった規格。
セパレートタイプのペグ、KIKUTANI GM-SPを取り寄せた。
弦を外した。
ペグを外した。
ペグを付けていく。
ペグ交換できた。
弦を付けた。
完成。
ぼくでもできたペグ交換でした。
KIKUTANI GM-SP
町田市民文学館ことばらんどで「三島由紀夫展」を見た。原稿や特別な装丁本、三島由紀夫のパネルとなった写真を見ながらぼくは、こんな書き出しで始まる心理学者の岸田秀の「三島由紀夫論」を思い出していた。
「三島由紀夫の精神ははじめから死んでいた。この現実の世界に生きているという実在感の欠如に、彼の文学その他の活動を解く鍵がある。
彼は徹底的に人生を演技し通したという人もいるが、彼には、偽りの外面を演技することによって隠さねばならないような真実の内面があったとは思えない。彼は、死の瞬間まで、自分が何を本当に欲しているかつかんでいなかっただろう。理知的であった彼は、演技しているかのごとく演技することによって、あえてわざわざ自己韜晦しているかのごとく見せかけることによって、その背後に本当の自分が隠されていることほのめかしていたかもしれないが、そのようなものは存在していなかった」
興味のある人はぜひ図書館でこの「三島由紀夫論」の掲載されている「続 ものぐさ精神分析」を借りるかして読んでみてください。文学の世界からは無視されつづけている優れた三島論だと思う。文武両道や美と行動などという言葉で三島由紀夫は論や説を語られるけれど、今でいうLGBTからのところはほとんど語られないのはどうしてだろう? 三島由紀夫は「仮面の告白」で書きたいことはすべて書き、あとの膨大な著作は三島自身が生きながらえるために、書かざるえなかったことを書きつづけただけなのではなかろうか? 「仮面の告白」を除くすべての小説が、ある種の作られた工芸品みたいで、そこに描かれる人物はとうていリアルさからほど遠く、けれど、三島由紀夫の小説はどこか、真実のようなものが隠されているみたいなのだ。三島由紀夫の人、人生、昔、読んだ小説のことを思うと、ぼくは無性に寂しく、そして、悲しくなるのです。
ポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」を見ました。
アメリカややイギリスなどの英語圏以外の国で作られた映画の初めてのアカデミー賞受賞らしい。その前にカンヌ映画祭でパルムドールを受賞していている。アカデミー賞ってアメリカのドメスティックな映画の賞かと思っていて、これだけ、世界中で面白い映画が製作されている中での何らかの巻き返しなのかしら、などと思う。
映画は世につれ人につれで「パラサイト」はトッド・フィリップス監督の「ジョーカー」と同じようなテーマで、今はそんな時代であるらしい。フリッツ・ラングの無声映画の名作「メトロポリス」を思い出し、あの昔のドイツ映画は、SFだったのだけれど、「パラサイト」はリアルとして描かれている。アメリカでは大統領のトランプは、「パラサイト」のアカデミー賞の受賞をけなしていたらしいけれど、今、かの国の若者の多くが支持するのは民主社会主義を自ら標榜するバニー・サンダースで、そんな時代なんだよ。
舞台となった大邸宅、こんなところが韓国にあるのかと、驚くが、日本にもあるのですよ。横浜の山下公園から三溪園に向けて、散歩していると、たくさんありました。
さて「パラサイト」の映画の話にもどり、あまりのダークな思いがけない展開に驚き、おもしろいけれど、「ジョーカー」みたく気分が悪くなる。お父さん役のソン・ガンホって韓国の西田敏行みたいな人なのかな? チャン・フン監督の「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」にも出ていて、主演だったな。その娘役のパク・ソダムは、若いころの田中裕子になんとなく似ていて、かわいいと思いました。
受賞式でのポン・ジュノ監督とマーチン・スコセッシ監督のやりとり、よかったね。アカデミー賞とカンヌのパルムドールのダブル受賞、おめでとうございます。
映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト
アメリカややイギリスなどの英語圏以外の国で作られた映画の初めてのアカデミー賞受賞らしい。その前にカンヌ映画祭でパルムドールを受賞していている。アカデミー賞ってアメリカのドメスティックな映画の賞かと思っていて、これだけ、世界中で面白い映画が製作されている中での何らかの巻き返しなのかしら、などと思う。
映画は世につれ人につれで「パラサイト」はトッド・フィリップス監督の「ジョーカー」と同じようなテーマで、今はそんな時代であるらしい。フリッツ・ラングの無声映画の名作「メトロポリス」を思い出し、あの昔のドイツ映画は、SFだったのだけれど、「パラサイト」はリアルとして描かれている。アメリカでは大統領のトランプは、「パラサイト」のアカデミー賞の受賞をけなしていたらしいけれど、今、かの国の若者の多くが支持するのは民主社会主義を自ら標榜するバニー・サンダースで、そんな時代なんだよ。
舞台となった大邸宅、こんなところが韓国にあるのかと、驚くが、日本にもあるのですよ。横浜の山下公園から三溪園に向けて、散歩していると、たくさんありました。
さて「パラサイト」の映画の話にもどり、あまりのダークな思いがけない展開に驚き、おもしろいけれど、「ジョーカー」みたく気分が悪くなる。お父さん役のソン・ガンホって韓国の西田敏行みたいな人なのかな? チャン・フン監督の「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」にも出ていて、主演だったな。その娘役のパク・ソダムは、若いころの田中裕子になんとなく似ていて、かわいいと思いました。
受賞式でのポン・ジュノ監督とマーチン・スコセッシ監督のやりとり、よかったね。アカデミー賞とカンヌのパルムドールのダブル受賞、おめでとうございます。
映画『パラサイト 半地下の家族』オフィシャルサイト
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
最新記事
(11/08)
(11/08)
(11/07)
(11/05)
(11/04)
(11/03)
(10/31)
プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
ブログ内検索
最新トラックバック