えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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この前NHKのEテレの「日曜美術館」で絵本作家の田島征三さんの特集を放映していて、田島征三さんの生き方っていいな、と思い、最新の絵本『つかまえた』を読んでみました。大きな絵本から飛び出しそうな絵で、ぼくも子どものころ、多分、触れて、どっきとしたような(絵本作家のいうところの)命のグリグリを感じましたよ。「日曜美術館」の中でアトリエでできあがった絵本『つかまえた』を見ながら、これはいい、と言う御年八十歳の田島征三さんがとても素敵でした。








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黒沢清監督の『スパイの妻』を見ました。

蒼井優さんの演技がすごい。その身のこなし、振る舞い、喋り方、昔の日本、小津安二郎や黒澤明、溝口健二の映画に見られるみたいな、例えば原節子みたく、あるいは三島由紀夫の小説に登場するような、古い戦争期の昭和の日本の女性そのものみたいだ。

映画の物語は歴史の暗部をえぐり、加害の日本を描きながら、サスペンスを通じて、男と女の愛のかけひきの物語となり、ある時の社会や日本と対峙した一組を肯定し、それでよしとメッセージする。黒沢清監督がインタビューで答えていたように、エンターテイメントと芸術の垣根を越えて、映画の力を見せつけられました。

途中で戦争期に非業の死を遂げた山中貞雄の映画が、映画の中で映し出される映画としてほんの少しだけ見ることができる。これはきっと短い人生を生きた映画監督への黒沢清さんからのレスペクトの表明だろう。

ところで、ネトウヨと呼ばれる人たちはこれも反日とけなすのだろうか? まったく鬱陶しいやつらだ。

ベネチア映画祭の栄誉ある銀獅子賞受賞、おめでとうございます。

『スパイの妻<劇場版>』
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こんな夢を見た。ぼくは機関車の運転手になって山の中の森深いところの線路で列車を走らせている。快調にぼくの機関車は走ってゆき、前の方に走っている機関車を線路をひょいと変えて追い越していく。停車する駅に到着すると山の中なのにホームが海釣りのできる堤防になっていて、魚は入れ食い状態なのだ。ぼくは釣竿と仕掛けを出し、釣りを始めようとするが、釣り糸がもつれていて、なかなか海に釣り糸をたらすことができない。もつれた釣り糸を早くほどかなければと、ぼくは糸をほぐし始める。

そこで目が覚めた。機関車というとポール・デルヴォーの絵を思い出します。小坂忠の名唱「機関車」とか。糸は早くほどけますように。

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こんな夢を見た。ぼくは体育館にいてバレーボールのコートのわきにユニフォームお着て、すわっている。ぼくの名前が呼ばれ、コートの中でサーブの番の人と交代し、ぼくはサーブを打つのだが、ネットに引っかかり、相手側のコートに入らず、失敗してしまう。ボールは相手側に移り、相手側の選手はサーブが決まり、ボールはぼくの方に飛んでくる。ぼくはレシーブを仕損じ、当てたボールはあらぬ方向へ飛んでいってしまう。失敗してしまった、とぼくは思い、相手のサーバーはぼくを穴だと思い、ぼくを集中的に攻めてくるかもしれない。いくらでも攻められたっていい、とぼくは開き直り、心の真ん中のあたりからファイトがわいてくる。

そこで目が覚めた。運動音痴のぼくだけれども、中学生のある時期、バレーボール部だったことがあるのを思い出した。1972年のミュンヘンオリンピックで全日本男子バレーボールは金メダルを獲得して、小さいころそれを見て、テレビ放送されたアニメにもなって、なんてかっこいいんだろう、とずっと思っていたのです。今でもテレビでバレーボールの試合が放送されていると必ず見てしまう。

さて、来年は東京でオリンピックが開催されるのだろうか?
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「改訂版 ねじ式 つげ義春作品集」を読む。ぼくが、昔、読んだつげ義春の漫画は小学館から出された文庫本サイズだったから、この週刊漫画本サイズ、B5判のつげ義春さんの漫画は格別のものがある。素晴らしい。

近年、海外でますます高まる評価に、フランスのアングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞を受賞しているつげさん。この「改訂版 ねじ式 つげ義春作品集」の巻末にある年表を見ると、長らく翻訳本の出版を固辞していたらしい。近年では海外での作品集の出版がつづき、つげ義春さんは最も国際的な日本の漫画家なのです。

何度、読み返しても飽きません。胸の奥に何かが響いて、瞼が熱くなります。







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長照山陽運寺にお参りしました。ここは歌舞伎役者は鶴屋南北の「東海道四谷怪談」を演じる時は必ずお参りに訪れるという。住宅街の中にある明るくて瀟洒なお寺に参詣客がちらほらとおりました。お堂の中から読経の声が響いています。悪縁を絶ち良縁を結ぶというお寺でもあります。お参りをし御神籤をひくと吉でした。

「花みくじ

 あなたの花はガーベラです
 花ことば=神秘
 
 科学万能の世の中ですが
 無限の神秘なものが潜んでいます
 苦しく悲しい時には神仏にすがるのもよいでしょう
 神秘なるものにすがり心素直に幸運を待て」

ゆめゆめうたがふことなかれ
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日本民藝館に「アイヌの美しき手仕事」展を見に行く。衣装にほどこされた海の波にような、もしくは野の花のようなアイヌの文様を見ていると、それは分けへだてのない命ということを感じさせ、南アメリカやアフリカの文様に地下茎によって繫がっているようにぼくは想像してしまう。二十一世紀は始まったばかりで、まだ混迷しているけれど、この展覧会のような新しい見つめなおしによってアイヌの時代になっていき、光がさしてくるのではないかしら?

日本民藝館
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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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