えいちゃん(さかい きよたか)

えいちゃんのぶろぐ

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浅草寺と浅草神社に参って、寄席の浅草演芸ホールで落語と色ものを鑑賞しました。久々の満員御礼で噺家さんたち、芸人さんたちは燃えて、のっておりました。ポップミュージックのミュージシャンにライブハウスやライブバーがあるように、落語家さんたち、色ものの芸人さんたちには寄席があるんだね。笑った、笑った、楽しかった。
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町田市立国際版画美術館へ、そういえば小学生のころ、学校で木版画を習ったことを思い出したりして、『彫刻刀が刻む戦後日本 2つの民衆版画運動』を見に行く。「民衆版画運動」の「民衆」などという言葉も最近、めっきり聞かれなくなったなぁ。

たくさんの版画を見ながら、1945年から1960年までの間、日本は社会主義国となっていた可能性もあった、となんとなく感じる。今の日本を見ていると、そうなっていた方がよかったような気もし、今の中国を見ると、そうならなかったことは、やはりよかったと考えなおす。けれども、スウェーデンは長い間、独裁ではない社会主義国であるし、英国も戦後、社会主義国であった。

この『彫刻刀が刻む戦後日本』で2つ、本当に素晴らしい、と思う版画があって、その1つは木版画でも日本の版画でもないパブロ・ピカソのリトグラフ「鳩」。ピカソは第二次世界大戦中にフランス共産党に入党していることをこの展覧会の版画の隣に掲げてあった解説で知る。もう1つは東京都久留米市神宝小学校卒業生有志と細田和子さんによるキッズゲルニカ国際子ども平和版画プロジェクトに参加した「森は生きている」。この2つの版画の前では、ぼくは長い間、佇んでいた。
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マイク・ミルズ監督の『カモン カモン』を見ました。最近、見るのはファミリー・ドラマばかりですな。

あの『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが、まったく違う、本を読むときは老眼鏡をかけなくてはならない老年にさしかかろうとする中年太りの伯父さん、ジョニーを演じています。家庭的なこととは縁の薄そうなジョニーは、ぼくとどこか重なっているようにも思えてしまった。役者っていろんな人になれてしまってすごい。

そのジョニーとある事情で生活することになる九才のジェシー役のウッディー・ノーマンがこれまたいい。『ペーパー・ムーン』のアディのテイタム・オニールや『都会のアリス』のアリスのイエラ・ロットレンダーを思い出してしまった。

ジョニーはラジオを舞台にしたジャーナリストをしているらしく、全米の各地で小さな子どもたちやティーンエイジャーにインタビューをして音声を録りためているという設定。悲しくもないいくつもあるそのシーンでぼくの眼は決壊して、涙が止まらなくなってしまっていました。

映画『カモン カモン』公式サイト
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群馬県の上野村の神流川で釣りをしに旅しました。「神流川」と書いて「かんながわ」と読みます。友だちはたくさん山女魚を、そして大きな虹鱒をルアーフィッシングで釣りました。ぼくときたら、それなりに山女魚をフライフィッシングで釣りました。


ぼくのフライフィッシングのときの目標ってなんだろう? 一匹、魚を釣り、放つことです。魚を放つ? そう、ぼくは魚を食べることも好きだけど、食べる魚は漁師が釣ってきた魚を買うと決めてしまった。

目標と目的って違うことだと思うけれど、目的は自然と対話することかな、なんつって、おいらってかっこいいなぁ。開高健の『オーパ!』ではなくて、昔、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの書いた『ウォールデン 森の生活』に憧れていて、その世界に少しづつ近づくような気もしています。

ヘンリー・デイヴィッド・ソローはウォールデン池のほとりで自給自足生活を始めて、その回想録を書いたんだぜ。そして、ぼくの見た神流川では魚が跳ねていた。緑がまぶしかった。車で行く道の途中で狸にだって出会ったのさ。
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こんな夢を見た。ぼくは家族や数人の仲間たちと歩いて旅をしていて、一つの目標の所にたどり着いたらしい。門をくぐると見たこともないような大きな寺院(善光寺のようでもあり)があり、その寺院の前を松がかぶさるように伸び、目の前の空には美しい橙色の猛禽類が悠々と飛んでいる。

そこで目が覚めた。美しい夢でした。寺院、松、橙色の猛禽類。橙色の猛禽類などというものはこの世界にはありはしないけれど、それは夢の中で確かに寺院と松のある空を飛び、それはそれは美しい景色でありました。
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こんな夢を見た。ぼくはどこかの野原にいて座っている。ふとまわりを見ると、昔、飼っていた犬のレオがいる。ぼくがレオに「レオ」と呼びかけると、レオはゆっくりとぼくの方に歩いてきて、近くまで来ると、ごろんと横たわる。ぼくはレオを撫でている。動物のやさしい感触が手から確かに伝わってくる。ふとぼくは、レオは死んだはずなのに、懐かしくまったく昔のままで、どうしたんだろう、と思う。ここにいるレオは生まれ変わりだろうか、それとも二代目だろうか、などと考えている

そこで目が覚めた。最近、同じような夢を繰り返し見たりします。さて、レオは何を伝えたいのだろうか? なんとなく分かる気もするのですが、言葉では言い表せません。
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『『世界』臨時増刊 ウクライナ侵略戦争』を読む。いろんな人たちがウクライナでの戦争を論じている。一番、印象に残った文章は、若い人たち、学生たちに向けてのロシアで政治を研究しておられるエカテリーナ・シュリマンさんの「戦禍に社会科学は何ができるか」と題された講演の記録を訳したもの。出口のなかなか見えない論ばかりなのだが、このエカテリーナ・シュリマンの講演は希望の一筋だとも思えた。なんだか、吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』を思い出した。この『君たちはどう生きるか』は戦争に向かっていく社会の中で書かれた。日本はロシアを他山の石とし、二度と同じ過ちを繰り返してはいけない。とにかく、ぼくも、世界から戦争がなくなるように、虚しくならず、小さいかもしれない抗議の声をあげつづけよう。








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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
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