えいちゃん(さかい きよたか)
えいちゃんのぶろぐ

府中市美術館へ「ポール・デルヴォ―/夢をめぐる旅」展を見に行ってきました。美術館についたころ自分が風邪気味でちょっと微熱もあるらしいことに気付きましたが、そんなダウナーな時に見るデルヴォーが、また良かったのです。
シュール・レアリズム以前のデルヴォーの印象派的な森の絵やドイツ表現主義的な女性像も良かったです。しかし、デルヴォーといえば、蒸気機関車と宮殿とほんのかすかに微笑むような女たちの絵でしょう。「トンネル」というそんな作品も見ることができました。蒸気機関車と女たちの取り合わせは、微熱の夢の中に漂うとても静かなエロスです。九十六歳まで生きたデルヴォー。筆を置いたのは最愛の妻、タムの死去の時の九十一歳の時1988年。デルヴォーに絵に登場する女たちからユングのいうアニマというようなことを思う。絶筆のシュール・レアリズムを遠くは離れた水彩画もすばらしいけれど、ここで描かれた一人の女。生涯、妻のことを描いたというより妻のために描いたのだろうか。その女たちは虚無のようにすべてを含んでいるのかもしれない、などと思いながら、ぼくはおやすみなさいと言い、夢の世界にまた戻ることにします。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html

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プロフィール
HN:
えいちゃん
性別:
男性
職業:
S.E.
趣味:
音楽
自己紹介:
音楽を演奏したり聴いたりするのが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。
歌ってしまいます。そしてギターも少々。
Sam CookeやOtis Reddingなど古いR&Bが好きです。


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